見出し画像

タンス預金の注意点 古い紙幣との付き合い方#61

20年ぶりにデザイン一新!
新紙幣がお目見えしましたね。

新しいお顔は渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎

日本銀行は来年に発行を予定する新しい紙幣(=銀行券)を報道陣に公開した。
日銀は来年度前半をめどに、約20年ぶりに紙幣を一新する。偽造を防ぐためのより精密で細かい透かしや、見る角度によって肖像の向きが変わる3Dホログラムといった世界で初めての技術が使われている。

2023年4月14日10:58配信Yahooニュースより

相続税の申告の現場でも、多数の紙幣を目にすることがあります。
何らかの理由で、ご自宅に多額の現金を保管されているときですね。

タンス預金で確認すること

そんなときにはまず「お札のデザイン」を確認します。

旧紙幣だと、20年以上前に引き出されたお金ということになるので、
・何が原資になっているのか?
・ご逝去された方のお金なのか?
・家族のお金なのか?
を確認するためです。

どんなタイミングで紙幣を手に入れてお手元で保管されていたのか、ご家族が分かる範囲で状況をお聞きしています。

紙幣に名前は書かないので、慎重な判断が必要ですね。

その他にも、しばしばコレクション的に保管されている百円札なども拝見する機会があり、紙幣の歴史を感じます。

海外旅行の余りの紙幣や、聖徳太子さんとはよくお会いします!

古い紙幣はどうしたらいいの?

既に発行中止になっている紙幣で、日常使いにくいものは、日本銀行で変えてもらうことができます。

でも、一度手放したら再び出会うことはなかなか難しいので、記念に取っておきたい紙幣もありそうですね。

紙幣現物は自宅保管しておくべきか?

最近は自宅への強盗など、物騒な事件が立て続けに報道されています。

事件を受けて令和5年3月17日に政府から犯罪対策の方針として、「多額の現金を自宅で保管しないこと」の勧めが発信されています。

(5) 現金を自宅に保管させないようにするための対策
高齢者が自宅に保管する現金を狙った「現金手交型」の特殊詐欺等が発生している実態がみられるところ、こうした被害を防止するため、高齢者に対して具体的な犯行手口について注意喚起を行うとともに、高額の現金を自宅に保管することの危険性について広報・啓発し、金融機関への預貯金等を活用するなどの予防対策の広報・啓発を図る。

SNSで実行犯を募集する手口による強盗や特殊詐欺事案に関する緊急対策
(令和5年3月17日犯罪対策閣僚会議)

また、強盗とは違いますが2008年に起きた巨額の脱税事件ではこんなことも。

相続人が59億3,000万円の相続財産を申告せず、相続税額28億6,000万円を脱税した疑いがかけられました。
自宅物置などに約58億円もの現金を、段ボール箱などに入れて隠していた事件です。

「容疑者は途中で金額を数え切れなくて数えるのをやめた」というエピソードも

紙幣の一部は、物置の湿気で腐っていたそうです。文字通り「腐るほどお金を持っている」という状況だったのでしょう・・・

腐るほどはなくても、古いコレクション紙幣やタンス預金も、カビが生えないようにたまには風通しが必要ですね。
カバン・クローゼット・押し入れなどの湿気が高い場所に保管している方はご注意ください!

公式LINEお友だち募集中です

ネット銀行・ネット証券など、ID、パスワード管理の終活対策はできていらっしゃいますか?
書かないエンディングノート事務局公式LINEのお友だちに「デジタル遺品マスターシート」など無料特典プレゼント中です。下記タイトルクリックでのご登録をお待ちしております♪

長崎での生前対策・相続のご相談をお伺いしております。

下記サイトをご覧ください。当事務所のサービス概要などを掲載しています。

▼セミナーご参加者様募集中です


この記事が参加している募集

みんなの防災ガイド

家事の工夫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?