保険の「ご家族登録制度」手続き済ですか?#3
「契約者の娘ですけど保険の内容を教えてもらえますか?」
急に倒れた親が加入している医療保険で、内容を保険会社から教えてもらえるか否かの分かれ道があります。
保険契約の内容は家族でも教えてもらえない
高齢の親の医療保険や生命保険の証書でチェックをしておきたいのは
「ご家族登録制度」が申請されているか?登録できるのか?どうかです。
家族登録制度は各保険会社ごとに内容が決められていますが、例えばこのようなメリットを準備している保険会社があります。
契約者が入院した時に登録された家族からも契約内容の確認ができます
お子様が高齢の親御さんに代わって手続きをするための書類送付の依頼ができます
地震などの災害時に、保険会社から契約者へ連絡が取れない場合に、登録された家族に連絡し安否確認や手続きの有無のご連絡があります
ここで登録された家族が受取人に代わっての請求手続きや、契約内容を変更する事はできないとされていますが、
・保険会社へ電話をかけて請求用紙などの書類を取り寄せること
・保険会社へ契約内容をお尋ねすること
これらの事のお手伝いが可能になります。
(請求手続きを代行するためには「指定代理請求制度」の利用が必要になります)
高齢の親御さんだと、電話で問い合わせをすること自体が面倒に感じられる方もいらっしゃいます。
家族情報の登録がなければ、ご家族が代わりに手続きをしようとしても、個人情報保護のため案内してもらえないことがあります。
保険を使う出口を想像する
医療・生命保険は、日常生活での非常事態に備えて加入するものです。
ご自身が病気や事故にあったときに、スムーズに給付金を受け取って医療費や日常の生活費に充てるための備えが、大半の方の加入目的ではないでしょうか。
満身創痍の状況で手続きをすることができるのか?
「保険の出口」を想像すると、信頼できる方に手続きをする権利を託しておくことも大切な備えとなります。
離れて暮らしていると
・親がどんな保険に入ってるのか
・更新をしているのか
・契約を解約したのか
など契約情報を把握することは容易ではありません。
書かないエンディングノート®︎に保険証券を収納する際に、ご家族登録制度の手続きがされているかどうか、併せてチェックをされてみて下さい。
家族情報を登録された家族はこれを保存する
実際の問い合わせをするときに保険証券の契約番号がわかると問い合わせがスムーズになります。
登録をされた家族側は、制度登録のお知らせを保管しておきましょう。
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