【図解】秋の訪れと共に「保険料控除証明書」をチェックする#50
皆さんのご自宅のポストにも、そろそろこのようなハガキ・封筒が届いていませんか?
そう、保険会社から届く「生命保険料控除証明書」です。
これが届くと「あぁ〜秋が来たなぁ」と思う、税理士の秋の季語です。
届いた証明書をどうしている?
皆さんの手元に届いた証明書は、おそらく
・年末調整に出すために保管
・確定申告に使うために保管
・税金の手続きには使わないので破棄、または放置
いずれかの対応をされているのではないでしょうか?
控除証明書は年に1回、定期的に契約内容に関する情報が記載されて送られてくるもの。
せっかくなので、保険契約の内容を見直すタイミングと考えて、利用されませんか?
証明書から紐解く保険契約のチェックポイント
保険は一度加入したら、頻繁に内容を変更したり、見直しするようなものではありません。
そのため、あなたの思いや家族の意向と違う内容のまま放置されていることもあります。
保険会社によって証明書に記載される情報は一部異なりますが、「加入時の証券」や、証明書と同封される「ご契約内容のお知らせ」には詳しい契約内容が記載されています。そちらもあわせてご覧ください。
状況別に、主なチェックポイントをご紹介します。
【結婚、離婚した】
【子供が生まれた】
【親が亡くなった】
【保険料の年間支払額を把握していない】
・・・このようにチェックして、ご自分の気持ちと保険契約の中身が一致しているかどうか、確認をしていきます。
保険は何のためにかけておくか?
生命保険・医療保険は、自分や家族に万が一のことが起こった時に、お金の面で困らないように契約するものです。
普段、何もない時は保険を利用しないのは当たり前。
何かが起こって保険を利用する時に、手続きで困らないようにしておくことが大切です。
季節の案内が届くタイミングを利用して、ぜひチェックしてみてください。
こんな保険は要注意!
□ 短期払い込みの保険(保険の保障期間よりも、保険料支払い期間が短く設定されている保険)
□ 一時払保険(加入時に全期間分の保険料の支払いが完了している保険)
このような保険は口座から保険料が引き落とされないので、契約者本人以外の家族がその存在に気付きにくいことがあります。
また保険料控除証明書も、支払いがない年は発行されないので、定期的に届く「保険内容のお知らせ」くらいしか、気づくきっかけがない可能性があります。
これらの書類も「書かないエンディングノート」に収納し、定期的に内容をチェックしたり、ご家族が見つけやすいようにしておきましょう。
本日の記事、図解まとめ
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