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おにぎり土鍋イン!ミニ土鍋をつくった本当の理由 #まいにち土鍋
コッチョリーノのミニ土鍋は約1合炊ける。
中くらいのおむすびが2つくらい入るし、三角おむすびが尖っていても蓋が閉まる。朝むすんで蓋を閉めておけば、ラップ要らずでお昼においしく食べられる。土が呼吸しているので蒸れたりもしないのだ。お試しあれ。
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さて、約15年ほど前、なぜこのサイズをつくろうと思ったか。
ママレンジをご存知だろうか。
子どものころ憧れたオモチャ。おもちゃのレンジ台(電熱コイル)と、ミニサイズのフライパンのセット。そのアリスインワンダーランド的な小さな世界が心をワシヅカミしたのだ。ホットケーキミックスみたいな粉を溶いて、そのフライパンで焼けるというではないか。シロップなんかもかけるのよ、たまらない。
でもね、なぜだか買ってもらえなかった。なぜだろうな、今でもわからない。しつこくねだりもせず、いつかつくろう!と思った。
陶芸を職業にするようになり、土鍋作品が軌道のったところで、いよいよミニ土鍋とさらに小さいミニミニ土鍋をつくった。展覧会にて「ママレンジに憧れて」ではあまりにも個人的な見解なので「おひとり暮らしのかたも1合ごはん炊けます」「インスタントカップスープ飲むのにいかがですか」などコンセプトを述べたと記憶している。
売り上げを意識する中に制作意欲は湧かない。まいにちの創作は、個人的な夢想にある。小さな夢だけど、とても大きな夢をひとつ叶えたのだ。ミニ土鍋はおもちゃみたいだけど、ちゃんと美味しいごはんが炊ける。
まいにちに小さいな夢はゴロゴロ転がっている。
3月24日(木)
盛る「ミニ土鍋コッチョリーノ1合炊きサイズ」
おむすび2つ
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