花わさびのごはん ほんの少しの刺激で活きる風味 #まいにち土鍋
工房の片付けとともに、すきまの時間を見つけて制作もつづけているのだが、土はいつも想定外の刺激をくれる。これだけ長い日々つくりつづけてきたので、心から手に指令が行き渡ってしまうのだ。まいにちは、ほんの少しでいいから刺激が欲しい。欲ばってはいけないと思うし、特別なものでなくていい。
ごはんに和える花わさびのおひたし
− ポイントはダブルの刺激 −
清流には白い小さな花がプチッと咲き始めた。花わさび(葉わさび)には、若々しい根っこ(わさび)がついている。すりおろして蕎麦をすすったら、鼻を抜ける辛味とともに、さらさら流れる清流の音がしそうなくらい爽やかだった。
土鍋で白米を炊いているあいだに、おひたしをつくる。炊き立てごはんに混ぜるだけで、せせらぎの音がしそうなくらい爽やかな春のごはんが完成するので、葉わさびを見かけたら、ぜひ。
①根を落とした葉わさび(150g)をよく洗いボウルに入れる。
②沸かした湯を冷ます。(80℃くらい)
③②の湯を①にかけ30秒ほどチャプチャプ。
④湯切りしたら塩(小さじ1)で揉む。
⑤水気をしぼり、一口大に切る。
⑥醤油(大さじ3)酒(大さじ2)甜菜糖(小さじ1)を火にかけ混ぜる。
⑦冷ました⑥に⑤を入れて和え、30分ほど味をなじませる。
⑥炊き立てごはんに⑦をふんわり混ぜる。
⑦根(わさび)をすりおろし、辛さ調整しながらどうぞ。
※80℃の湯と塩揉みダブルの刺激で辛味が出る。
展覧会のお知らせ
初日・翌日(最初の週末)は入場規制があるかもしれません。ご多忙のところお並びいただき次の予定が立てられないのは申し訳ないので、事前に入場時刻がわかるような「お申し込み体制」をギャラリーが只今準備中です。
3月30日
和える「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ」
白米3合/花わさび(葉わさび)/醤油/酒/甜菜糖/塩/茎わさび
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