土鍋プリンと懐かしいキッチンのこと #まいにち土鍋
土鍋でつくるいつものプリン。
大きな土鍋でつくってみんなで分けるのも楽しいけれど、今回はミニ土鍋(1合炊き)で2人分。
レシピは、イタリア暮らし時代につくってメモしたもの。小さなキッチンにオーブンがなかったので、鍋を直火にかけてプリンをつくったのが始まり。かつかつな生活費でも心は豊かだった。市場で買った新鮮なタマゴ、無添加のミルク、無漂白の砂糖、バニラの黒い実があれば。
→レシピ「土鍋プリンは12月の足あと」
ところで、ミラノの弟子時代に住んでいたアパートのキッチンがおもしろい形状だったので、少しだけ紹介しよう。
ワンルームの部屋にクローゼットのような扉があり、その中にキッチンが丸ごと収納されているのだ。扉をパタパタと折り畳んで開けると、ふたくちのコンロとシンクと調理台がある。もちろん換気扇も。シンクの上には欧州によくある食器を洗ったら置く場所(ポタポタ雫がシンクに落ちる仕組み)もある。もちろんシンク下には鍋などしまう棚、カトラリーや食器もしまえた。冷蔵庫もスポッとはまっていた。
まいにちの料理が終わるとまた扉を閉める。
何ごともなかったように部屋から生活感がなくなる。スマートなキッチンだったなあ。
3月16日(水)
温める「ミニ土鍋コッチョリーノ1合炊きサイズ」
タマゴ3個/牛乳250cc/甜菜糖50g/バニラビーンズ
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