炊き立てごはん #まいにち土鍋
20年くらい経つだろうか、八ヶ岳の麓から届けてもらっている野菜は、その時に収穫されたものだけなので、何が届くかわからない。
届いた箱を開けて季節を感じ、何がつくれるか考える。時に仕事や子育てに追われながらのそれは頭の体操であったが、飾り気ない思考のきっかけになったなあ。不作だと野菜の代わりに届けられる手作り味噌や豆というのも、生活の道理を感じるので好き。
満々に陽が当たる休耕中の田んぼや畑。山の陰を背負う民家。どれだけ人々が生きるために農耕を優先してきたかがわかる風景に立ちながら、まいにちの献立に悩むことは不自然であり、本来はそこにあるものを食べるのだとあらためて思った。(疾病などお患いのもとで日々をお過ごしになられているかたを除きます)
炊き立てごはんに、やわらかすぎて決壊した目玉焼き、ちょっと薄くなっちゃったな大根のおみおつけ。あなたにも、届きますように。
2月15日(火)
炊く「土鍋コッチョリーノ 3合炊き」
白米/水
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