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土鍋おちゃめし/おちゃーはん


「おちゃめ」「おちゃーはん」茶化したようなタイトルから始まりましたが、まじめにお茶がら使っておいしいご飯を2品つくりました。本業はうつわ職人なので、ブログでは「職人のなんちゃってレシピ」として分量や分数など数字のないお茶目レシピを時おり投稿しています。

「茶 」には 、【樹木】以外に【ばかにして、からかう】の意味があります。「お茶目」 や「茶化す」など、それに当てはまりますね。「お茶でもしようか」=「冗談ばなしでもしようか」=「茶化す」という説も聞きます。



捨てたくない気持ち

前回投稿した「新茶」の味に感銘し、なん煎も飲んだのに、湯で開いたお茶の葉がまだまだ美しい翡翠色に輝いていて、捨てたくない気持ちになったのです。お茶として湯に溶けて得られる成分と、お茶がらに残る不水溶性成分があるそうで、そこには豊富なタンパク質、ビタミン、食物繊維などが含まれています。捨てるなんてもったいない。お茶には抗菌、抗酸化作用があるのはご存知でしょう。そんなスーパーフードを捨てるなんて。やわらかい新茶や上等な茶葉が理想的なようですが、炒めるなどには、二番茶でも良いのではないかと思います。

使った茶葉
新茶「照寿」(茶のつたや)
有機栽培の新茶「屋久島 くりた早生」(茶のつたや)



1.土鍋おちゃめし

★SDIM6252のコピー

今回、炊飯に使った土鍋コッチョリーノは、半合がおいしく炊けるミニミニ土鍋(0.5合炊き)です。今回は混ぜるだけなのでミニミニ土鍋での炊飯も書いておきます。

①「米0.5合」を研ぎ、「水110-120cc」に30〜60分ひたす。
②沸騰するまで中火、吹きこぼれないよう開蓋で3分。
③閉蓋で極弱火で13分くらい。
多少水っぽくても水がなくなっていたら火を止める。
(蓋開けてのぞいていいです)
④閉蓋15分蒸らす。
⑤水気をとった「茶がら」みじん切りにした「いぶりがっこ」お好みで「塩少々」と「白ごま」を炊き立てごはんにふんわり混ぜて完成。最後にひとつまみの茶葉をトッピング。



2.おちゃーはん

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炒飯に使ったうつわは、直火にかけられるグラタン皿コッチョリーノ。熱々のまま食卓へどうぞ。

①油を敷き「みじん切りニンニク」少々で香りをつける。
②「玄米ごはん」に「溶きたまご」をさっくり和え、①に入れて炒める。最初はひっくり返さず、溶きたまごが少し固まったら混ぜはじめる。
③水気をとった「茶がら」を加え、「塩少々」と「白ごま」で味を整える。最後にひとつまみの茶葉をトッッピング。


あとがきコッチョリーノ

▶︎ 自身が小学生のとき白鳥に茶殻を送っていたのだけど、後に環境保護の面で非難され自然消滅したようで。その頃に「大切にされている白鳥が食べるなら!」という想いがずっと残っていたのです。▶︎干して乾物にした昆布で出汁を取ったあとに刻んで食べる感覚と似ているかしら。おいしいゼロウェイスト!


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