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飲んでもちろん食べてもコーヒー豆


♦︎lion at home and mouse outside

いまや本格派と呼ばれるおいしいコーヒーというものが溢れている。だからこそ、うちでも飲みたい。

ひねくれているようだが、内弁慶なので、外では雑踏や余計な気づかいゆえに落ち着けないネズミ。可能であればうちで好きなカッコで、職業柄、自作のカップで、じっくり飲みたい。もっぱら上手にコーヒーを挽いて淹れるのはマニアな家人なのだが、優雅にそれができるようになったのも在宅勤務のおかげだ。

新入社員だったわたしが職場の目の前にあった大坊珈琲に通っていたのは、精一杯のライオンの仮面をかぶっていたのだと思う。


最近のお気に入りはコレ。




♦︎so bad! oh, bad! 

今風に訳せば、わたしの苦手な言い回し「ヤバイ」なんだけど、英語だと許せる。むしろ、いいな。ライオンになれないネズミがいいそうなセリフだから。

コーヒー豆は、豆で買ってカリカリ挽いてドリップすれば、そこそこおいしいと思っていたし、今も思っているけれど、時々こういう魂がこもった味に出会うと「so bad」的になる。いかん、出会ってしまったという感じで。

最近は、定期便で豆のお届けをお願いしている。豆を挽きドリップして飲むのはもちろん、その最高級な液体でゼリーをつくった時の感動よ、so bad 。


♦︎social good

店名に隠れている social good

フェアトレードでオーガニック生豆だけを使用。よく聞くフレーズだけれど、これまたひねくれているが、信じられないこともあるから慎重に嗅ぎ分けたい。ナカヤマ氏、ニシムラ氏、ふたりの主宰者には、そこに至る本業にその背景がある。一連のnoteを読めば嗅ぎ分けられる。

新宿のお寺で開催される小さなマーケット(自然食品など物品が寺の敷地内で販売される)で出会った竹林氏という熱い焙煎者(一般社団法人日本焙煎技術普及協会アームズ代表)のお話を真剣に聞いて買ってみたのが最初。

そこから、洗うコーヒー豆の良質に出会ってしまった。



♦︎Sustainable Development Goals

この辺りも、既出の “環境によいワード“ 同様、これからのわたしたちの生活の中でさらに慎重に見極めていきたい。SDGsを流行語のように使いたくないし、嘘くさいそれを見聞きしたらネズミなので耳をふさぐだろう。

彼らは、ここもプロフェッショナルな背景から、客観的にコーヒー豆に取り入れているし、JBが熱唱しているシールのパッケージにもまだまだ野望があり、そこもに賛同している。余談だが、最後のJB来日公演で卒倒しそうになったわたしは、このシールにも大いに愛着あるが、ナカヤマ氏が言うように量り売りでパッケージレスになることが理想的ではある。(店舗が近くないことと時世的に致し方ない)

先日観賞した映画「THE GREEN LIE」(エコの嘘)は、全てに合点があるわけではなかったが、これからSDGsを考える大きなヒントになった。(ナカヤマ氏は、このようなドキュメンタリー映画上映も手がけているので注目!)


♦︎good coffee and...

ナカヤマ氏が試行錯誤なさって手づくりしたコーヒー糟クッキーもおすすめ。勝手な食べ方として、このクッキーにコーヒー豆を混ぜて保管し、両方を交互にカリカリいただいている。家人いわく「新鮮、深煎り、良質だから食べられる」と。食べてわかる良質。

コーヒーのお供はもちろんだが、お酒のおつまみにもいける。おいしい出がらし的なお仲間として、サトウキビの廃糖蜜(サトウキビまたは甜菜汁を煮詰めて砂糖を結晶化させた後に残る液)を原料とするラム酒がいける。

こんなにおいしい豆は、飲んでもちろん食べても so good なのだ。

写真:豆皿コッチョリーノ






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