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土鍋との相性よき カルド・ヴェルデ「世界のスープ図鑑より」#まいにち土鍋

里山の販売所で見つけたケール。深緑色に加えて、今年は春先の寒波に当たった効果で、赤紫ケールの葉もいっそう鮮やかなのだそう。

「世界のスープ図鑑」(佐藤政人 著)の中で、最も頻度高くつくるのが ポルトガルの「カルド・ヴェルデ」(緑のスープ)。質が良く、価格も手頃なケールを見るとつくろう!と、反射的にこのレシピが思い浮かぶようになった。もうページを見なくてもつくれるかな。

ポルトガル語(Caldo:煮汁)
イタリア語・ラテン語源(Caldo:温かい)


相性の良い言葉とレシピ

先日、蔵書の整理をしていて思ったことがある。
本棚には、大人になる前から集めたたくさんの料理本がある。(土鍋と図書と音楽の小屋なんかつくったらおもしろいだろな)

パラパラめくると、多少の時代感はあるものの、同じような料理がいろいろな言葉(処方箋)を変えて登場していることがわかる。

相性の良い言葉(処方箋)に出会った時、それが自分の中に宿るのだろう。まいにちに取り込みたいものは、正確にレシピを覚えようとは思っていない。食材の誕生や郷土の空気感と味を、紙の上で想像して、やがて自分の舌になじませるのが好きなのだろう。

相性の良い土鍋

土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズは深型でも浅型でも、満水量は約1500ccなので、件のスープ(水量1400cc)を作るのにピッタリ。具を入れると体積が増えるものの、煮ると少し水分が飛ぶので、吹きこぼれることもない。土鍋の余熱でさらにケールがくたくたになる様子に思わず笑みが出る。

些細なことだけど、気持ちが通じ合ってうまくやっていける瞬間があると、まいにちはとても嬉しい。


4月8日
煮る「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ」

ケール/ジャガイモ/タマネギ/ニンニク/チョリソー/塩/胡椒



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