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牡蠣ごはんと喝采 #まいにち土鍋

喝采

丁寧に牡蠣の下ごしらえをして炊いた牡蠣ごはん。料理ができあがった瞬間や、いただきますの前に、思わず拍手喝采(心のなかで小さくパチパチでもいい)することがある。ひとりでつくって食べる時、家族や友人がいる時、それは関係ない。

誰かに拍手されたいのではない。喜ばれるからつくるのではない。自らに喝采を博す。料理も、陶芸の仕事も似ていて、まいにちだれかに期待していたら続かない。食材を、素材を味方につけるのだ。


土鍋牡蠣ごはん

煮汁の中から豊潤に光る牡蠣を取り出す。
牡蠣のエキスが満ちている煮汁を米に加えて炊く。

炊飯の火を消したら「開けちゃいけない」蒸らしの時間前に後からこっそり牡蠣を入れるのだ。この時ばかりは米も許してくれる。そして静かに蓋をする。このあとの20分は喝采のための準備。

唸るから、ぜひ。


下味:牡蠣25粒(厚岸産)
A. 出汁420cc/塩小さじ1(沖縄産)/醤油大さじ2(伊那産)/酒大さじ2

炊飯:白米2合(諏訪産)
B. 下ごしらえの煮汁400cc/生姜ひとかけ千切り(鹿児島産)/ 長ネギ少々


下ごしらえ
①牡蠣を塩水でやさしく洗いペーパーで吸水。
②鍋にAを入れてじわじわ煮立てる。
③②に①を寝かすように入れてさっと煮る。
④☆牡蠣をやさしく取り出す。
(★煮汁は炊飯で使用)

炊飯

①洗米して1時間くらい浸水。
②水切りした米を土鍋に入れる。
③★煮汁400ccを注ぐ。
③生姜の千切り半分入れる。
④炊き上がったら☆牡蠣を入れる。
⑤20分くらい蒸らしたらかき立てる。
⑥Bをトッピングして完成。

4月10日(日)
炊く「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ」








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