「ヨモギのグリーンカレー」 夢をもうひとつ叶えるための小さな一歩 #まいにち土鍋
想いを叶えるために
両親ともに東京に生まれて育ったため、ふるさとはなく。新興住宅地で育ったわたしは、幸いまだ残っていた草むらや田んぼ、牧場のにおいを嗅ぐのが好きだった。
青春期は、椎名一枝さんの「自転車いっぱい花かごにして」という本が好きでなんども読んだ。野草の話を聞いてみたいとファンレターを書いた記憶もある。
幼少期から、もっともっと野草にふれたいと想いを抱いていた。
ちいさな憧れを、現実に近づける機会がようやくやってきた。新しいことを始めるのに、まだまだ遅くない。今年から本腰を入れて漢方講座を受けることになり、先日は合宿に参加してきた。幸運なことに、野草の巨匠を招く会にも、友人が誘ってくれ、一気にその道に一歩足を踏み入ることができた。ちいさなちいさな一歩。
うちの庭のヨモギでカレー
古民家に泊まり、その日に採った野草を具にしたおみおつけをつくったり、地元のおかあさんが、かまどでごはんを炊いてくれるなどのサプライズもあり。持ち寄り夕食会だったので、コッチョリーノはヨモギのカレーを前の晩に仕込み、土鍋といっしょによっこらせと運んだ。
若芽のころを過ぎたが、ヨモギはまだまだ庭にはびこっている。自宅の庭のよもぎのなるべく若いところを、ザルいっぱいに収穫。もう今年は全部このカレーに投じよう!という気持ちで刈り取った。
ヨモギの青い香りと甘いココナッツの香り。思いがけぬ相性の良さ。エスニックな風情にあふれるカレー。そして、お好きであれば生姜をたっぷりと。ヨモギはお灸にする場合は民間療法としての効果は期待できるが、食べるということに関しては、良好である程度かもしない。ただ、ヨモギとショウガが体の中で合わさって、カラダがポカポカになるという実感はあり。
タイのグリーンカレーをベースに、オリジナルでつくってみたレシピ。もちろん料理家でないので、いつもの「うつわ職人のなんちゃってレシピ」としてご了承願いたい。
A
■ヨモギ(ザルに山盛り)
■ピーマン1個
■アンチョビ(オイル漬け5〜6枚)
■アンチョビ(チューブ)
■ニンニク2かけら
■生姜2かけら(大きめ)
B
□タケノコ(水煮1袋/細切り)
□鶏胸肉1 枚(米粉をまぶす)
□シメジ(白or茶1株)
□ココナッツミルク2缶
□塩
□砂糖
□レモングラス(レモンバーム)
■A
①鍋に湯をわかしヨモギをさっと茹で、フードプロセッサーが回りやすいよう適当に切る。
②ニンニクとショウガ(半分)をすりおろし、残りのショウガは千切り。
③ピーマンは種を取り小さく切る。
④Aの材料すべてをフードプロセッサー(orミキサー)に入れ、回転させるために水を少し入れて粉砕する。
□B
①土鍋に油をひき、Aのペーストを炒め、水分を飛ばす。
②タケノコ、シメジを加えて炒める。
③ココナッツミルクを注ぎ、砂糖と塩で味を調整する。
④塩と米粉をまぶした鶏肉を投入し、お肉に火が通るまで弱火で煮る。
(トッピングに、レモンバーム、ルーコラの花を添えました)
6月8日(水)
煮る「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ深」
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