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面取りの手間を惜しまなかったジャガイモの煮っ転がし 八百屋と工房 #まいにち土鍋

暗くなるまで仕事をしていて、昼間は買い物などの家事をあまりしてこなかった。子どもが保育園や学校にいってる間こそ、集中して仕事できる時間だったので、八百屋より工房だった。

もともとは八百屋さんだったスーパーが近くにある。朝仕入れられた野菜は手際よく並べられていくのだが、その威勢よい仕事っぷりに見惚れていたりすると、あ、ごめんなさいと、お邪魔になってしまう。

昼前には、店先に旬野菜がごろごろ並ぶ。日差しや雨を避けるため、テント屋根が出っ張っていてその下にきゅきゅきゅっと箱が整列しているわけだけど、自然光で野菜が見られることがなんとも気持ちが良いのだ。野菜も暑さでくたくたになりそうだよと言いたそうだけど、実はエネルギーに満ちて燦燦としている。

自然光に輝くメークインとトウモロコシに惹かれて近づく。きょうはメークインを煮っ転がして、いつものトウモロコシごはんをまた炊いた。工房もいいけど八百屋が大好きだ。


メークイン(500g)

A
出汁400cc(今回は茅乃舎のだし)
醤油(大さじ4)
みりん(大さじ2)
酒(大さじ2)
甜菜糖(小さじ2)

①ジャガイモの皮をむいてひとくち大に切って面とりする。
②土鍋にAの調味料を入れて煮る。落としぶたをして煮汁を吸わせる。
③20分くらいしたら串をさして煮えているか確認する。
④火を消してそのまま冷ます。

味をしみこませたいがために煮過ぎてしまうとジャガイモが崩れるので、串が通ったら火を止めて、土鍋の蓄熱に期待してみましょう。面取りは料理素人なのでピーラーでやってしまう。でもこれがきれいにしかも早くできる。ひと手間だけど完成したときに後悔しない。ものづくりの一コマににているし、生き方にも似ている。

完成形を写真に取り忘れた。ジャガイモが熱いうちに焼いたししとうを煮物に浸して蓋をして寝かせると2倍くらいおいしい。


7月3日(日)
煮る「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ深」




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