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相手を巻き込む姿勢が「学び」を深める

2021年も終わりに近づいていますね。

今年入学した大学も、冬休みに入り、来年の後期の講義は残り3回となりました。1年は早いなぁ、とつくづく感じるこの頃です。

2019年頃から受験準備を始めて、2021年は私にとって、大学に入学したという忘れられない一年となりました。

10代の頃の学生生活と比べ、社会人生活を経験し、育児や家事も送りながらの大学生活では(学生時代に多少なりともアルバイトはしていましたが)、大きく2つの違いがあると思っています。

その一つが(2つ目はまた改めて書きます)「先生方を巻き込んでの学びの姿勢」です。

10代の頃は、学びについての興味が持てず(あくまで私個人の事例)、専門家としての先生方に対して質問の積極性を発揮できずにいました。

現在のように、質問や、自分の意見を聞いてもらおうとする先生方を巻き込んでの行動が圧倒的に少なかったのです。

ぎゃくにいえば、先生方を巻き込むことに躊躇がない今の学生生活は、学びや気付きへの収穫が倍以上になっていると思うのです。

10代の頃の私の勉強の仕方は、ああ、なんともったいない!

ただ、過去を思い返してみると、短大時代も先生方とはだいぶ仲良くさせもらっていたので、そういう意味では巻き込ませていただきました。

例えば、F野先生にはプライベートでお付き合いのあるイギリス人のご家庭を紹介していただいてホームステイさせてもらったり、F田先生には、奥様の素晴らしいお料理のおもてなしでご自宅のクリスマスパーティーに友人たちと伺わせてもらい、卒業してからも土曜日の「同時通訳」の講義に参加させてもらったり、米国人のK先生には英会話のレッスンをしてもらったり、結婚式では感激のメッセージを頂くなど、まだまだ数え切れませんが、ありがたいご縁や楽しい思い出しかありません。

そんなこんなで、「先生」とは私にとって、近くて頼もしい存在であり、実際に私自身が社会に出て「教え手」の立場を経験してからは、さらに先生という存在の距離感が近づきました。

学校生活には様々な目的やメリットがありますが、現在、私が社会人大学生になった目的は、専門的な学びを仕事に活かすことが最重要課題です。

そして、その課題をより楽しく豊かで効率的に進めていくには、先生方との関係性を大事にしながら、積極的にコミュニケーションを取っていくことがポイントだと実感しています。

こちらから質問をしなければ、講義は「受け手」としての一方通行になりがちです。

質問をしたり、講義や課題のフィードバックに関する感想や御礼など、先生に対して自分の意思を伝えるチャンスはいくらでもあって、そんなやり取りの中から、気付きや学びの恩恵を受けられるというメリットは無限にあります。

質問をすることで、先生や教育コーチからの返信には、アドバイスに加えて励ましのエールを添えてくださっていることも多く、エネルギーになるのです!

少なくとも中学生くらいまでは、先生との距離感は圧倒的に遠かったと記憶していますが、もしかしたら当時の先生方は、「もっと距離を縮めたいな」なんて感じてくれていたのかもしれません(そう信じたい!)

あの頃は恥ずかしさもあって、なかなか先生を巻き込んだコミュニケーションを取る勇気もありませんでした。

ただ、先生方を巻き込む際には、「礼儀を持つ」「質問を明確化する(何をしてほしいかを明らかにする)」「自分で調べたことも伝える」といったことには最低限、気をつけていかねばと思っています。

このことは、生徒と先生の関係にだけいえることではなく、社会の中で「先輩と後輩」「上司と部下」などといった関係性にも共通していえることでもあります。

そうそう、質問することは、問題を掘り下げて自分ごととして捉える必要性もありますから、簡単なようで、簡単でないこともあります。

ですから、人の話を聞くときには予め「質問しよう」と頭の中で決めておくのも良いかもしれません。

相手を巻き込むことでどのような化学反応が起きるのか・・・

大切なのことなので繰り返しますが、「礼儀についてはお忘れなきよう」と私自身に言い聞かせながら、残された後期の講義も乗り切りたいです。






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