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コロナ禍で変化した人間関係

3月になり、コロナ患者さんも減少してきましたね。それか受診しなくなったのか?
いずれにせよ、マスク着用義務がなくなるなど段々と元の生活に戻ろうとしています。

元の生活とは?

医療従事者への行動制限はすべきでないという指針が出されたようです。
医療従事者といっても温度差はあったので、勤め先によって感染対策の厳しさは違ったと思います。

うちは夫が管理職という立場もあり、特に気をつけて行動してました。
ピーク時は隣の市の実家にすら帰れないという辛さ。

緩和されてきましたが、果たして元の生活とは?
と思います。

この3年間はあまりにも長すぎて
あまりにも人間関係を変えてしまったように感じます。


非常事態には人間の根本がでる

私たち夫婦は周りからみると私の方が真面目で厳しいと思われる。
同じ職場だった同僚ならなおのことだ。
私は仕事中とプライベートで態度が変わるタイプだが、
夫はあまりかわらない。

つい先ほども、今年度いっぱいで退職となった後輩女子が私にもよろしくと言ってきたと聞いた。
そこまではいい。

「なんか悪口ある?」

と冗談で聞いたそうだ。
すると、

「怖かったです。ずっと。」

って言っとったで。と。


いらん。全くおもしろくない冗談だ。
それは私が知らないところで、勝手に冗談でやってくれ。
彼女もわざわざ本人に言うとは思ってないだろうし、
本気で怖かったらそんなこと夫に言わないと思うが、それを朝から聞いてもなにもおもしろくない。

まぁ、自他共に認める。
私はきっと後輩たちからすると怖い存在なんだろう。

元々の性格は大雑把で、
石橋など気にせずにだーっと渡り、落ちたら落ちたで、そのまま水をかき分けて前に進むタイプだ。
極めつけはそれもまた経験になったとか言ってしまうタイプだ。

一方、夫は、
石橋を叩き続けて結局渡らずに、気付けばゴールが向こう岸ではなくなり、渡らないまま何事もなくゴールするタイプだ。

夫は
「真面目」
と言われることをダサいと思っている。
だが、誰よりも真面目だ。

コロナ禍という未曾有の事態は、
夫のその真面目さが全面に出て、周りに何と思われても崩さない頑固さが如実になった。

人に指図することを嫌う人なので、直接的にダメとは言わないのがまたタチが悪かった。
ただ、人一倍行動力があると自覚している私は、夫の考えに合わせることを選んだ。
夫のそうゆう面がよくて結婚したのだから。

春が来て

気温もあったかくなり解放的な気分になると出かけたくなる。
ポイントがなくなるともったいないからと理由をつけて、
久しぶりに京都へ旅行にいくことにした。

ここ3年間でも3回ほどは旅行に行っているが、
部屋食、部屋風呂、観光なしのただ懐石料理を食べるだけ。
その割には高くつく旅行か、キャンプだった。

もちろん楽しいし、
行ってよかったと思う。

だが、旅行の醍醐味の街ブラは最高だった!
外国の方がたくさん来ており、
他の観光客とのコミュニケーションをとったり、
地元の方と話したり。

これぞ!旅行!
最初は不安そうだった夫も、
久しぶりの感覚で、リハビリになったようだ。

元の生活に戻る

簡単ではないのだ。
急に起こった出来事は、
人間の本質を知ることになり、
もろい人間関係と
深い人間関係を知り、

家族の近さを実感し、
医療従事者の厳しさを知った。

3年という月日で、
生命が誕生し、
生命が終わりをとげた。

別れがあり、出会いがあった。

身体もちゃんと3年分歳をとった。

推しができ新しい趣味ができた。

そんな変化が全ての人にあったのだ。

新たな生活と新たな楽しみを今年は満喫したい。


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