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移植周期にまたもや壁が現る

お彼岸ですので墓参りに行き、ご先祖様にお願いして来ました。
少しだけ気温が下がってきましたね。


さて、再開した不妊治療。
体外受精を自然周期でするために、通院を再開した。

リセットから14日目にエコー予約。
当日にどうしても行きたくなくなってしまい、夫と大喧嘩。
過去最大だったかもしれません。

興奮しすぎて発熱。
夫はツーリングの予定をキャンセルすることになりさらに不機嫌に。

疲れ果てた私はもうどうなってもいい。
夫の言う通りにしよう。
ってなってしまった。


16日目に再受診。
19時半予約しか取れず。
19時半に到着。
呼ばれたのは20時15分。
1時間かけて行き
30分以上待った結果


診察2分

「卵育ってるね、明日と明後日も来てください。」

カーテン越しにそう告げられ、
あぁ、この感じそうだったと思った。

だけど、薬を使わなくても育っている卵に嬉しさが。

17日目
友人との予定をずらして朝イチで受診。
いつもの先生ではなく、
これもまた顔も見ずに終了。

18日目
19時15分予約
20時15分に診察。

「まだ排卵してないね。もうそろそろしそうやけどね。どうやって通すか確認するね」

移植に向けて、カテーテルを一度試しに通すとのこと。
前回はここで通らずに結局手術となる。

ドキドキ。
器具を入れられて待っていると

「うん、それで。じゃぁ入れますね。」

い、痛い。痛い痛い痛い。
これは…前と一緒だ。狭小している。
だけどもう手術はしたくない。
我慢だ。今だけ我慢して通れば大丈夫だ。

「あれ?通りにくいね。もう一個細いやつ。あれ?あー。思い出した。通りにくかったんやね。前、手術してひろげてもらったんやっけ?」

「はい。そうです。痛いです。」

看護師さんがカーテンを、超えて手を握ってくれた。

「大丈夫?まだいける?」

「はい、がんばります!」

「ゾンベ取って」

きたー!ゾンベ。
恐怖のゾンベ。実際どんな器具かは分からないけど名前だけはめちゃくちゃ聞いたゾンベ。
ゾンベ使うとさらに痛みが。
迷走神経反射でふらっとするくらい。
冷や汗ダラダラ。
ふーふーふーふー
深呼吸。


「ダメだ。やめます。前の病院でひろげてもらってきて。今回の移植は中止します。自分で予約取れるでしょ?ひろがったら戻って来てね」


絶望感と痛みで泣きそうになるのを耐え、
何とか着替えをし外へ。
会計のカードを出したらそのまま駐車場に待つ夫の元へ。


車に乗るなり号泣。
ビックリする夫。
泣きながら説明する私の背中をずっとさすってくれた。


何でこんなに前に進まないのか。
また入院しないといけないのか。
先生ちょっと冷たくはないか。
とにかく痛い。


いろんな思いが溢れてしばらく涙が止まらず。
何とか気を取り直して
会計へ

どうするかはその時は考えれずにとりあえず後回しにして帰宅。
出血もしており、腹痛は翌日まで続いた。

私は去年の頸管拡張の時の麻酔がトラウマになっている。
広げてもらえば移植ができた経験も、
鬼のように痛いガイドを通すことは、
広げれば痛くなくなることも知っている。

ただ、どうしても怖いのだ。
あの時の自分が死んでもう2度と戻ってこれなくなった感覚が忘れられない。
夫は夢だという。
私もわかっている。
だが、体が頭が恐怖に震えるのだ。

夫は手術をしてほしいとは言わなかった。
しないでいいよとも言わなかった。
焦らなくていいよと言った。
ゆっくり考えよと。

ゆっくり考えたら
前向きに手術をしようと思えると思っている。
なぜなら子どもが欲しいと2人とも思っているから。

少なくとも今日の私はそこがイコールではない。
また、喧嘩になるから言えないけど。
感謝もしている。
子どもが欲しいと思う。

だけど、手術したくない。
ワガママな自分に嫌気がさす。

きっと大丈夫
ご先祖様、墓参りも墓守もしますから
どうか自然に、子供を授からせてください。

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