わたし、見ちゃったんです
洗車の度に車に小さな傷を見つけ、いつも心を痛めている。あぁ私の運転テクニックが未熟なばかりに気づかぬうちにどこかで傷つけてしまったのだ。ごめんね、ビートル。
ところが、今日、私は見てしまったのだ。
いつもの如く、突然、我がアパート付属の広すぎる駐車場でギャーギャー声がする。またしても階下のパリピファミリーかと窓からさりげなく下を覗くと、パパさんと坊やが自転車を乗り回している。というより、自転車鬼ごっこをしているようで、パパさんが後ろからすごい勢いで追いかけ、坊やが必死で奇声を発しながら自転車で逃げている。in駐車場だ。
すると突然、「○○~もう行くからしまいなさーい」と二階のベランダから叫ぶママ。それに気を取られて、自転車ごと車に突っ込むボク。ゴンッと鈍い音がして車にぶつかったのを、爆笑してみているパパ。もちろん人の車である。
えぇぇ~~??と思った矢先、ママの登場によりさっさと自転車を片付け、何事もなかったかのように車で出かけていくファミリー。
買い物ついでにさりげなく見たら、思いっきり車に傷ついてるんだよね。どうゆうつもりかしら。我が愛車の傷ももしや…と思わなくもない。(なにせ彼らの隣の駐車スペースなので)
というか、ママの支度を待っていたようですが、どうして自転車以外の方法で待っていることができなかったのかしら。日々観察していると、どう考えてもパパさんがヤバい。先日も駐車場の車の陰に隠れて、子どもと水鉄砲合戦をしていた。駐車場でである。何度も言うが、広いとは言え、かなり車の出入りのある駐車場でだ。
幸い、彼らは家を建てたようで、1年以内に出ていくであろう。ということだけが、私の希望だ。ヤバいパパと無駄に愛想のいいママと挨拶もできない坊やにかまっている暇はない。
心配なのが、このアパートに彼らと仲良しのママ友が一人いることだ。彼女もなかなかぶっ飛んでいて、車で帰ってくると、我が家の駐車スペースで子どもたちが遊んでいるのだが、パリピママは一応、「ほらーどきなさーい」ぐらいの声をかけてくれる。ところが、この仲良しママはぼーっと見ているだけで、声もかけければ、自分も道の真ん中で立ったままだ。運転しない人ならまだしも、毎日子どもを保育園まで送っているのだから、車がどうゆう動きをするかぐらいはわかりそうなものを。
夫との共同観察日記によると、このママさんはあまり自主性や自発性というものがない。いつも受け身で、誘われるままに遊び、相手が家に入るまで一緒にいる。
ということは、パリピファミリーなき後、残されたぼんやりママが主導権を取って、駐車場パーリーを開く可能性は低そうで、つまりは、このアパートにもついに平穏な日々が訪れるかもしれないという一筋の光明が見えたのだ。
ヤバいファミリーの退去まであといかほどか。少なくともいる間は愛車をきちんと守らねばと思うと、観察日記はまだまだ更新の余地がある。
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