私はピノコである
先日、仕事で急に惨めな気持ちになってしまったという投稿をしました。
相談した友人から言われた「あなたはピノコなのよ」という一言。
それに衝撃を受けたのでつらつら書いております。
「私はピノコのように可愛いの♡」という内容ではありませんので、安心してお読みくださいませ。
↓先日した投稿
ここの所、残業も多い割に雑務ばかりでなんだか手応えがなく、さらにミスもしてしまって情けない気持ちを抱えていました。そんな中で、投稿した日は同じチームで楽しく仕事をしている人や自分以外のメンバーの人が楽しそうに盛り上がっているのを見たり、自分の前任者が褒められたり、急に疎外感と自分に対する情けなさが押し寄せてきて、惨めな気持ちになってしまった次第です。
(それ以外にも、退職や異動による体制変更、慢性的な人員不足、人がらみのトラブルなどなど、、組織として芳しくヤバい状況なのです。ウケる)
前任者は冷静で頭の回転が早く、周囲の協力を仰ぎつつ効率的に仕事を進められるタイプ。周囲からも頼られている。
私は慎重で判断に時間を掛けるタイプ。曖昧な中で判断したり、人に要望をはっきり伝えるのが苦手で仕事を抱えがち。「優しい」「優しすぎる」と言われることが多い。
自分は違うタイプだ、得意不得意は誰にでもあるという気持ちがある中で、心のどこかコンプレックスになっていたので、前任者が褒められる=自分がダメだと言われている、と勝手に変換。コンプレックスを突かれて「どーん」と落ちてしまいました。(発言した人はそこまでの意図は全く無かったと思います。というかそこまで私の事を気にしてない。どうしてこう人は自意識過剰なのか)
ということで帰り道、上記の投稿。惨めな気持ちを吐き出したくてな。
家でもずっと「自分はだめなんだ」と思い続けて寝ても3時に目が覚める。
翌日の仕事もやる気も起きなかったので、「これはやばい」と思い近所の心療内科を探し始めました。
翌日、前々から仕事のことを相談していた友人に「仕事がやっぱり辛いから心療内科通おうか考えてる」とLINEしたら、即レスで「すぐ電話しよう!」と返ってきました。
上記のコンプレックスうんぬんかんぬんを話した後に、友人に言われてはっとした一言。
「あなたはピノコなのよ!」
『ホワイピノコ…?』となりながら聞いてみると
「ピノコは自分はレディだと思っているから、子供扱いされると怒るでしょ。で、実際子供の体だから理想と現実のギャップに苦しんでいるでしょ。あなたも同じなのよ!」
「…確かに?!」
そんな目でピノコを見たことがなかったので目から鱗でした。
確かにブラック・ジャックで「わたちは18歳のレディなのよさ」的なこと言ってプンスコしてた…!
そうか理想と現実のギャップに苦しんでいたのかピノコ…。
小さい頃はただただ可愛いと思っていたピノコですが、大人になるとそんな見方も出来るのね。
ピノコについてはこちら。可愛いよね。
双子の姉の腹の中で18年間生き続けていた畸形嚢腫。B・Jに摘出され人工の身体を得る。以降、B・Jのオクタン(奥さん)として家事をこなし、治療の助手を務める。オマセでおてんばな女の子。
元々私は、自分に対しての理想が高くなりがちでして、、周囲が求めていない事を勝手に自分に課す癖があります。
(例えば、人が見たら明らかに業務過多なのに自分1人でこなそうとする など。
上司が求めているのは周囲にヘルプを出したり、人に頼ることだったりする。)
体は子供なのに18歳だと認められたくてプンスコしているピノコと、自分のあるべき像とのギャップで苦しんで勝手にプンスコしている自分を重ねたら、なんだか腑に落ちて、ざわざわしていた気持ちが落ち着きました。
この友人は学生以来、約15年くらいの付き合い。普段から仕事や日常の悩みを相談し合っています。
友人は自分の考えを押し付けるのではなく「あなたの話している事から私は○○と感じた」「あなたは自分では出来ないというけど、これまでの話を来ていると〇〇をちゃんと持っている」「それは良い所だと思う」など、相手の良い所に目を向けてちゃんと言葉にしてくれるので、とても励まされます。
自分を認めてくれる人の存在は本当に支えになりますね。
友人も私と話すことで元気になった、と言ってもらえたのでWin-Winの関係にできているのかな。
惨めな気持ちやコンプレックスはまだありますが、自分を認めてくれる人がいることで楽になりました。
コンプレックスは「なにくそ!」という新しい自分へのバネだと思っているので、受け止めつつ上手に成長していきたい。
コンプレックスに負けそうになったら「私はピノコ。いつか八頭身の美女※になる!」と言い聞かせようかな。
※「人生という名のSL」参照
余談
結局心療内科は行っていないのですが、口コミみると多くの病院で「とても良い」「最悪」と両極端なことが書いてあって「何を信じれば…」と途方に暮れました。病院選びって難しいですね。あっちょんぶりけ。
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