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時にはこんなものも読む

調べごとをするときに資料にあたるのは、言うまでもなく常道であると思います。問題は、その資料をどこまで掘り下げるか。いや、どのレベルまで資料の水準というか密度というか、閾値を高めるか……かもしれません。

ある程度の推測がつけばいいレベルであれば、そりゃあいろいろとざっくりした方法や手段がありますし、それこそ誰かが既に調べたものをどこかから引っ張ってくればいいという話になります。

ところが、誰も手を付けてないものや諸般の事情から公表されていない(秘匿されているというわけでなく)ものとなると、誰かが着手するのを期待するか、出るはずのところから出てくるのを待つかということになりますが、それはそれでもどかしく、かつもったいない話だと思うのです。

なので、自分の場合はひとつだけ条件をつけて、閾値をどこまで高めるかを決めるようにしています。ちなみに閾値なんてカッコイイ語句を用いてはいますが、数値でポンと出せるものではなく、あくまでも感覚的なものとして割り切ってください。
それは「必要とする資料を具体化できるレベルがどのあたりかを見極めることができること」にあります。
言いかえれば、「『そうそう、これが知りたかったのよ!』とピンポイントでそこにたどり着けるかどうか」にあるとも言えます。
想像の域で片づけられるものと、実存するもので捉える必要があるもの。その仕分けができることはもとより、その“想像の域”をどこまで具現化できるかもカギを握りますし、“実存するもの”にしても、どこまでその仕様を捕捉できるかも要点となります。

表題の写真は東北新幹線の線路縦断面図の一部なのですが、こういった資料もあるところにはあることから、「ならばこういう資料もあるのでは?」と探索したり、首尾良くいけば入手できたりするのも現代ならではの醍醐味といえそうです。

今年のお盆休み期間は、これらの資料を味わうのがタスクのひとつになりそうです。楽しみだわい。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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