初めてのオフ会

某月某日、冬の訪れを間近に控えた秋のこと。

人生初となるオフ会に行きました。

厳密に言うと、何度かサシオフの経験はあったのですが、集団オフは初めてだったので。。。(つっても4人)

さて、当時の自分はインターネッツに入り浸り始めの頃で、界隈メンツのネパール人とキスをしたT君と親しくなり始めた頃でした。

当時自分は14か15、T君は18とか?で、ばりばりいろいろしてました。

もともと住みが近いことは知っていたので、会っちゃおうぜみたいなノリになりましたが、当時はラブライブ全盛期。ライバーの集団オフ会が目立っており、友達がおらず憧れがあった二人はエロい人妻やかわいいギャル、、、ではなく健全な未来ある学生の仲間を求めました。

インターネッツフレンズはグループを量産するので結構集まるかと思いきや、我々は都会のベットタウンゴミ箱工場を扱う僻地に住んでいるため、どうにか二人を集めるのが精いっぱい。

集まったのはツカモトカッコカリと、Hさんというおんなのこでした。

つかもとはバイクアイコンのいかにもやばいやつで、Hさんはちょいギャルの女の子でした。

T君と僕はインキャなので、バックれも視野に入れていましたが、Hちゃんがオタクに優しいギャルだった場合を考慮していくことにしました。

ちなみにT君は総合格闘技の強いやつなので、正直そんなに心配はしてなかったです。

〜オフ会当日〜

共働きだったので学校を安定にサボりはやる気持ちを抑えながら電車に乗り込む!!

プロadhdライセンスを持っているため、約束の2時間前に着いてしまいました(可愛いね)

色々お店を見てマクド食べて、ゲーセンでやったこともないストリートファイター

をできるっぷりしてやっていたところ178センチのデカ男に声をかけられました。

『やっほ〜ハンネだよ〜」

同じく早めに来て学生特有の思考でゲーセン暇潰しをするT君でした。

会ったことなかったので実物のデカさにびびっておしっこ漏らしそうになるも、毎日あーだこーだしゃべっていたので直ぐに意気投合。

オフ会特有に現れるローラの本名を知ったときのような謎の感動と高揚感を覚えていると、ツカモトとHさんがついたと言う連絡が来たので迎えに行きました。

ツカモトは今で言うちーぎゅうみたいな見た目をしていましたが、筋肉はやばかったです。

普通に会話は出来ましたが節々が胡散臭かったように思えます。

と、言うのもこいつは後日、自分のリア友からiTunesを5000円騙し取りましたので、、、

Hさんは田舎のギャルを体現したちょっと怖そうな見た目でしたが、っても優しい方でした。自分は何回かご飯を奢ってもらいました。

さて、正直接点のない4人は困りました。

JKならわかってもらえると思いますが、仲良くない数人が集まると必ずカラオケに落ち着きます。朝起きて夜眠る、納豆が出たら米、日本が誇る外国人タレントといえばゾマホン。自然の摂理です。

例にのっとりカラオケに向かった一同。

記憶があんまりないので誰が何を歌ったかは覚えていません。

ギャルは当時としてはアングラだったボカロを歌っていたので感動しました。

僕はゲス極やラブライブ、ツカモトは洋楽とかでした。

T君はと言うとリップスライムの楽園ベイベーを歌っていました。

僕とhiphopの出会いでした。

ラッパー=dqnがヨーチェケラのイメージで過ごしてきたのですが、ポップでキャッチーなリズム、どこか切なくセンシティブな歌詞、これまでの人生観を900度くらい変えられました。人生に疲れていた中学生が長いトンネルに光を見つけました。

「イメトレだけで今日もオナる」

どこか性にタブーな日本でこんな卑猥なこと書いていいのか!!

なんだこの歌唱法は!!!

僕は昔から今にかけてTくんを尊敬しています。

塞ぎ込んで狭い視野で生きる自分に新しい価値観を与えてくれたTくん。

お笑い界の松本人志、野球の王貞治、僕にはT君でした。

このクソつまらないオフ会にも参加する意味があったのです。

この日を境に僕はhiphopの虜になり、音楽という唯一の支えが生まれました。

さて、オフ会はもう記憶にないです。適当に飯食って終わりました。

T君とはその後も連絡を取り、たくさんの人生経験をすることとなるのでおいおいかきます。

後日談、ツカモトは詐欺をし、HさんとTくんとは大波乱の柏オフ会に参加しました。

オフ会のワクワクが懐かしい。

思い出を記録に残しておきたいので自己満ブログです。


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