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息子・夏の読書記録1『宇宙兄弟』~多様性の中で活躍するたくましさ・視野の広さ~

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、『宇宙兄弟』は読まれましたか?まだの方は夏の読書にぜひどうぞ!今は漫画レンタルとか、簡単にできますもんね!

私は眼科で1巻を読み、「これは!」と思って全巻購入しました。いいですよね~、むっちゃん。月に行くまでの過程が、特にいい!ちなみに、全巻購入ならメルカリがおすすめですよ!

1 多様性にあふれた環境でも「価値」を生み出すたくましさを

本や漫画を学級に置くということは、それを通じて子どもに「何か」を学ばせたいということ。『宇宙兄弟』の場合は、まず「多様性」です。

主人公・六太(ムッタ)が月に行くことになりました。ムッタが所属するチームのメンバーは性格はもちろん、人種も、年齢も、性別も、みんなバラバラ。見た目にも「チーム!」という感じではありません。

協調性とかあまり感じられず、寡黙だったり、ナルシストだったり、攻撃的だったりと「仲良くする気が限りなくゼロに近い」人たちの集まりです。

それでも各々の専門分野ではプロフェッショナルで、その能力や技術の高さでお互いを尊敬しあい、そこからチームとしての絆ができていきます。

きっと、子ども達が生きる未来はこんな感じなのでしょうね。外国人材を受け入れるのか、それとも自分から海外に出ていくのかはわかりませんが、こんな風に「カオス」みたいなところから新しい価値を生み出していく。『宇宙兄弟』から、そんなたくましさを学んでほしいと思います。

2 視野が狭まっている時でも「第3の案」を考えられる発想転換力を

『宇宙兄弟』には、登場人物が選択を迫られる場面があります。例えば弟・ヒビトが月面で酸欠になった時。「自分だったらどうするだろう!」とドキドキしながら読みました。

そんな選択場面で「いいなぁ」と思ったのが、閉鎖空間で5人チームで数日間過ごし、ミッションをこなすという試験の場面です。ちなみに、日本国内の試験なので参加者は全員日本人です(^^)

このミッション終了後には5人から2人が選出されるのですが、その2人を誰が選ぶのかと言うと、「自分たち」です。選出方法は各チームに任されていて、得点式とか、相互推薦とか、自分達で考えて選出します。

主人公のムッタ達にも「どうやって選出するのか」という課題が、重くのしかかります。「いいチームだな」と思うくらいに絆ができ、誰かだけを選ぶのは非常に酷です。

「得点式」か「相互推薦」か、と選出方法を考えていた時、ムッタが「第3の案」を考えます。最初は「えっ!」と驚いていたメンバーも、最後はムッタの「第3の案」を採用し、物語は進行します。

個人でも集団でも、「AかBか」の選択を迫られる場面があります。でも、選択に迷うということは、「AもBもイマイチ」ということです。それなら「AでもBでもない、最良の第3案」が、どこかにあるはずです。

イマイチなA・B案をばっさり切り捨てて、最良の「第3の案」を探し実行できる、そんな視野の広さ、発想転換力を学んでほしいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!ヒマな息子が次々に私の漫画を読んでいますので、時々このような「息子・夏の読書記録」シリーズを発信します。今のところ「漫画限定」です(^^)

では皆さん、今日も素敵な一日を!そして、Enjoy Summer!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。