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【参考文献あり】結局のところ「運の良し悪し」は「コレ」で決まる! ~運とは獲得するもの~

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、ご自身は「運がいい」人ですか?それともその逆?今回は、そんな「運の良し悪し」の分かれ目と、どうすれば運のいい人になれるのかをまとめた本を紹介します。

1 参考文献『運のいい人の法則』”4つの法則”とは

本日の参考文献はこちらです。ドン!

タイトルが、そのままズバリ!ですね。わかりやすくて良いと思います!そして「運のいい人」には法則があるのですね。

著者の心理学者リチャート・ワイズマン博士は、数年かけて「自分は運がいい・悪いと思う人」数百人にインタビューと実験をしました。そして、得られた結果をもとに「運の良し悪し」についての法則を導き出しました。

導き出した「4つの法則」は、具体的には「運を鍛える」4つの法則です。産まれた瞬間から「運のいい人・悪い人」が決まっているのでなく、運は自分で良くも悪くもできるようです。

気になる「4つの法則」とは、
1 チャンスを最大限に広げる
2 虫の知らせを聞き逃さない
3 幸運を期待する
4 不運を幸運に変える

です。

これ自体は特に目新しいものではなく「まぁ、そうですよね」という内容だと思います。でも、本書のポイントはこの法則自体ではなく、法則を導き出すにあたっての考察やインタビューにあります。

ですので、もっと詳しく知りたい方は、本書を手に取ってもらえると良いと思います(^^)

2 結局のところ、運は〇〇〇で決まる

本書を読んで「結局のところ、運って『後付け』で決まるんだな」と思いました。(タイトルの「コレ」、見出しの〇〇〇の答えは「後付け」です)

どの人にも、降りかかる出来事はみんな同じです。特別に幸運ばかり・不運ばかりが降りかかる、という人はいないのです。でも「運が良い」「悪い」と感じる人がいる。

その違いは、「出来事の結果を自分で『良かった』と後付けできるか否か」にかかっていると思いました。本書では、博士が遭遇した盗難事件とその後の考え方について述べています。

運のいい人はこのような考え方で、不運がもたらす精神的なダメージを和らげている。あとから振り返り、そのときは不運だと思えた出来事からいい結果が生まれたことに注目すれば、将来に対してより前向きな期待をもてる。(p220)

その出来事の「どこ」に注目するか?で、幸不幸は決まる。幸運・不運は自分が作り出しているともいえます。と同時に「幸運とは『錯覚』かな」とも思いました。

運のいい人はつねに明るいところを見て、もっと悪い結果になったかもしれないと、自然に考えられるのだ。そのように考えれば気持ちが少し軽くなり、自分は運がよくて、幸運な人生を送っていると思い続けることができる。(p213)

実際に、「幸運・不運」を正確に測定する装置などありません。誰も、他人はもちろん、自分の「運」さえ正確に測定することはできない。結局は、運の良し悪しとは「自分が後付けした理由」と「錯覚=思い込み」なのです。

とかく、人は物事の「マイナス部分」に注目しがちです。それは仕方のないことです。

しかし、そこを「ぐっ」と、力づくで明るい方を見ようとして、実際に明るい方にもっていく。改めて、「明るさは強さ」だと思いました。幸運は、意思で獲得するものです!

3 私の場合「コロナ禍は心の準備期間」

このコロナ禍で、今夏も父母に会えなくなりました。その時はショックでしたが、今ではこの出来事に自分で意味を見出しています。それは、

やがて来る「永遠の別れ」への心の準備。

今まで、たくさんの愛情と経験と思い出をくれた両親。進学・結婚を経て遠く離れて暮らすようになりましたが、出産・子育てを経てまた距離が近づきました。

詳細は省きますが、今までとはまた違った親子関係、今度は子ども達も巻き込んでの家族関係を築くことができました。故郷・鳥取県の良さも再発見しました。

ただ、人は必ず死ぬもの。父母だって、元気ですがもう後期高齢者です。いつ「その日」「その時」が訪れてもおかしくない。コロナ以前、「その時」を迎えたら、と考えるだけで辛かった。

でも、強制的に距離を置かざるを得なくなり、今、心の整理をしています。肉親との別れは、誰もが経験すること。私よりも、もっとつらい、突然の別れをした人だっていると思います。その人たちに比べたら・・・。

こういう時、いつも心に浮かび「ぐっ」と力をもらう言葉があります。

この世の数多の女がそうして生きてきた
わしだけ耐えられぬ道理はあるまい(p121)

まさにその通り。みんな乗り越えてきたのだから、私だって!と、いつも肚に力をもらうのです。家光様、かっこいい!(kindle unlimitedですね!)

おそらく、私や子ども達はまた両親に再会するでしょう。ただその時は、以前の「元気なじいちゃん・ばあちゃん」ではないかもしれません。それは仕方のないことです。

そうなったとき、また新しい関係を築き、「次の世代の頼もしい芽」を感じてもらえるように、私も子ども達も成長したいと思います(^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!最後、ちょっとしんみりしてしまいましたが、後付けでも錯覚でも思い込みでも「運がいい人」に私も皆さんも、なれますように!

では、今日も素敵な一日を!そして、Enjoy Summer!




私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。