【文章術】文章は第一印象が全て!~日本国憲法・前文に学ぶ、冒頭の重要さ~#391
おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、「第一印象がどのくらい大切か」考えたことはありますか?
これだけで本が一冊書けてしまうくらい、「第一印象」は奥の深いテーマなのです。
そして、「第一印象」の大切さは、何も人だけに限った話ではありません。今回は、日本国憲法の前文から「文章の第一印象」について発信します。
1 復習・日本国憲法の三原則
私は小学校教師です。そして、6年生担任です。6年生の社会科では今、日本国憲法の学習をしています。
皆さん、日本国憲法の授業、覚えておられますか?
日本国憲法の三原則は「国民主権、平和主義、基本的人権の尊重」である、とか、そういう授業です。
普段は意識しない日本国憲法ですが、勉強していくと、私たちの生活に深くかかわっていることが分かるのです。
2 憲法の第一印象=前文
先日、「日本国憲法 前文」の授業をしました。以下、前文冒頭です。
・・・何を言っているのか、さっぱりわかりませんね。
ところが、これをTOSS教師が授業すると、こんなに面白い授業になるのです!
では、皆さんも「日本国憲法 前文」を読み解きましょう!
3 読み取り①言葉を削る
最初にすることは「余計な言葉を削る」です。こういう「法律用語」って、わざと分かりにくく書いてあるのか?と思うくらい読みづらいものです。
そこで、( )内を削ります。
少しシンプルになったでしょうか。
4 読み取り②分ける、文章化する
これを5つに分けます。以下のようになります。主語は全て「日本国民は」、語尾は「する」にします。
スッキリ、頭に入りますね!
5 読み取り③当てはめる
これで終わりではありません。ここから、最初に示した「日本国憲法の三原則」に当てはめます。
①~⑤のどれが、どの原則を表しているのか?それを考えさせます。⑤は該当なしです。
③④は文中に答えが書いてあるので、簡単に分かります。②は「協和」「恵沢」などの難しい用語が多発する(しかも長い!)ので分かりにくい。
ですが、要するに「豊かに、自由に生きることを確保する」なので、基本的人権の尊重にあたります。
①も、国民の代表者が行動を決めるので、国民主権かと。ますますスッキリですね!
それにしても、憲法に限ったことではないですが、最初に示される文章・言葉って大事なんだなぁ、と思いました。
逆に言えば、集団のリーダーは、冒頭に意味のある言葉を発しなければいけない。教師として、一年、学期、一週間、そして一日の始まりに、意味のある言葉を発したいと思いました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。もうすぐ憲法記念日、GWですね!そこまで突っ走ります!
では、今日も素敵な一日を!
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。