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【問題解決】誰もが幸せになれる世代交代を考える~江戸っ子大工・叔父の訃報を受けて~#307

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、年末年始はどのように過ごされていますか?

このお正月、ご実家に帰省されている方も多いかと思います。今回は、実家で受けた訃報と、世代について発信します。

1 生涯現役を貫いた江戸っ子・叔父

元旦、帰省で滞在している実家に叔母から電話がありました。昨年から脳梗塞で入院していた叔父が亡くなったとのことでした。

東京の下町で何代も続く大工をしていた叔父。生粋の江戸っ子なのですが、いわゆる「江戸っ子気質」の人では全然なく、優しく穏やかで大人しい叔父でした。

昨年現場で倒れ、そのまま意識が戻ることなく逝ったので、「生涯現役」を貫いたともいえると思います。

2 世代間のバトンに想いを馳せ

「身近な人の死」といえば、先日発信したこの本です。

本書では、「残された人の感情」に焦点を当てていましたが、私が叔父の死を知った時、考えたのが「世代」でした。

叔父には3人の子どもがあり、3人とも結婚し、子どもがあり、3人とも都内にー上の2人は同じ区内にー住んでいます。長男は家業である大工を継ぎ、有限会社化して社長に就いています。

叔父はこの世に子孫を残し、家業も次世代に渡し、「役目を果たして」世を去りました。叔父のような「世代の受け渡し」が、連綿と続いて、家が、地域が、国が続いていたのだなぁ、と遠い世に想いを馳せました。

3 ゆっくりみんなで滅んでいくなんて

私が言うまでもないですが、この「世代間のバトンの受け渡し」がうまく機能しなくなっているのが、現代の日本です。特に、私の地元のような地方では、それが顕著です。

「60代、70代は若手」と呼ばれるくらい高齢化が進んでいて、元日のお宮の番(神社にいて、お神酒を渡したり、火を焚いたり)も、地域のおじいちゃんたちがやっていました。

本来なら、私たちの世代が受け継ぐ番なのですが、そもそも人がいない。いても、そんな年寄りの中に入るのはちょっと大変です。

「何とかしなくてはいけない」が、「どうしていいのかわからない」から、「そのまま続けてしまっている」のが、私の地元だけでなく日本の現状なのだと思いました。

こうして「ゆっくりみんなで滅んでいく」なんて、絶対に嫌!

4 どこかにある、新しい突破口を探して

ただ、私は田舎暮らしとか、地元が好きなので「伝統行事が続いてくれたらいいなぁ」「世代交代がちゃんと進んで、いつまでも地元が元気だといいなぁ」と思うのですが、必ずしも全員がそう思うわけではないですよね。

「この、密な人間関係がどうにも嫌」「監視されてるみたいで煩わしい」「都会に出たい」と思う人がいるのは、そして、そういう人が増えているのは事実。

世代のバトンがきちんと渡っていた叔父世代や、その前の世代の人の中にも「こんな場所から出たい!」と思いながらも、願いが叶わず死んでいった名もない人が、たくさんいるに違いありません。

誰もが自分の望む場所で、自分の能力を発揮して、幸せに暮らせる世界。そんな世界を私は目指したい。

「自分が地元に戻って」とか、「地元に企業を誘致して」とか、そういう今までのやり方とは全く違う、何か新しい突破口を見つけなければ。と思いました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。いつも以上に、まとまりのない内容になってしまいました。なかなか「一発信一テーマ」と行かないところがもどかしいです。

では、今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。