【名言】複雑な世界を生き抜く処方箋2~複雑なのを複雑なまま受け入れようと思う~#394
おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、アニメ『ドラえもん』はお好きですか?
『ドラえもん』は内容の面白さはもちろん、名言が多いことでも知られています。
今回は、ドラえもんの名言から「正義って・・・」について発信します。
1 ドラえもん、さらりと本当のことを・・・
読了し、私の頭に浮かんだ名言は、以下です。
すごいですね、ドラえもん。さらりと本当のことを・・・。
今回、私が読了した本はこれです。
本作は内容もですが、タイトルがまず素晴らしいと思います。タイトルだけれおおよその設定が分かりますよね。
2 共産主義から見た資本主義
タイトルから推察できる通り、本作は「第二次大戦中、ソ連の女性狙撃兵のお話」です。
ソ連(現ロシア)と言えば、共産主義国で、スターリンの独裁国家で、言論の自由がなくて、「大変~・・・」なイメージがあります。寒いし。
物語からも、その状況の片鱗が伺えるのですが、そんな中で、私が印象に残った、元女性狙撃兵の言葉がありました。
その人は「伝説の女性狙撃兵」と称賛され、招かれてアメリカに渡り、そこで講演活動をしてソ連に帰国します。
帰国して、戦友・主人公の3名で語らうシーンがあるのですが、そこで彼女はアメリカのことをこう話します。
共産主義国から見た資本主義国って、こんな風に見えるのですね。
3 複雑な世界を複雑なまま
私は、資本主義国側の日本で生まれ育っているので、共産主義国について「何でも一律って、不自然。『平等』の理想は素晴らしいけど、現実とかけ離れていて、全然合理的でないのでは?」と思うのです。
資本主義には資本主義の、共産主義には共産主義の、それぞれの正義があり、そして「どちらも自分が正しい」と思っている。
まさにドラえもんの言う通りですね。
また、同じような台詞は、巨匠・手塚治虫氏の『アドルフに告ぐ』にも登場します。
子どもの頃は「正義は勝つ」と思っていたのに、現実では、分かりやすい「悪の組織」は存在しないし、何とか特定して倒しても「終了!」とはならない。
めんどくさい、ややこしい、複雑な世界ですね。その複雑な世界を、複雑なまま受け入れようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
では、今日も素敵な一日を!
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。