高校初登校の記録

2018年7月2日月曜日、長男は高校に初めて登校した。週1日通学のコースではあるが、オリエンテーション期間のため3日間続けて登校しなければいけない。3日間も早起きできるのか…、これは大問題だった。

前日の夜に早く寝たにもかかわらず、当日の朝は何度も何度も声をかけないと起きなかった。さらには、どこを探しても学生証が見つからないとのことだった…。もう失くしてしまったのだ。先が思いやられた。そして親バカの極みのようであるが、自宅の最寄駅まで車で送り込んだ。

電車に乗ってからはせっせとLINEを送ってくれた。無事に電車に間に合ったとか、混んでて座れないとか、○○駅でようやく座れたとか。こうして片道2時間以上かけてようやくキャンパスに到着したのだった。

学校は9:30〜16:00。終わってから洋服を買ったとの事だった。外に出る用事があると、洋服の数を揃えたくなるのだろう。

早退も遅刻もせずに丸一日学校で過ごしたのは実に一年ぶりだった。本人いわく、一年ぶりの学校はやっぱり疲れたわ〜、それに決まった時間に起きなあかんのが苦痛やわ〜とのことだったが、なんとか過ごせたことにホッとしたようでもあった。そして晩ご飯を食べてすぐに寝てしまった。寝つきが悪い長男がバタンキューとは本当に珍しい。

2日目の朝も少々難航したが、初日よりもすんなり起きた。そして、今日提出せなあかん紙があったわ、と言って書類を出してきた。中学時代はこんな風に手紙を翌日に出してくることなんてまずなかったので、これには驚いたし嬉しかった。

3日目はゆとりを持った時間に自ら起きてきた。保育園の頃から苦労して苦労して起こしてきた長男だったが、ようやく自分ですっきりと起きてきた。2018年7月4日、ちょうど16歳と3ヶ月になった日だった。

#エッセイ #日記 #コラム #通信制高校 #不登校

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