見出し画像

雨  ~母は強くないが、強くならざるをえず~

朝日が昇ってこない。外は雨。

妊娠9か月の私の朝は5時半から始まる。

朝ごはんとお弁当作りの為に

妊娠前からプラス10キロも増えた重い体を

よっこいしょ、と起こす。

朝が冷えるようになってから、二歳の娘の寝起きが

一段と悪くなった。

今日は輪をかけてイヤイヤ、何をするにもイヤイヤ。

ご飯は、嫌

歯磨きも、嫌

着替えも、嫌

現状、里帰り中なので、複数名で2歳児を対応することができる

ありがたい環境にはあるのだが、今日は私が

イライラMaxになってしまった。

ぁあ、もう勝手にして!!

たまらず、そう、口走る私。

そんなにイライラせんでもぇえやんか

と家族に窘められて

なんでこんなにイライラしてたんやろなぁと思いながら

noteを書いて内省することにした。

こうしてnoteに向き合えるのは

イヤイヤとおっしゃる姫様が保育園に行って下さっている間だけだ。

可愛いわが子だけれども

親側に心の余裕がないと、「かわいい」と思えない。

そうか、私、心に余裕がないんだ。

今の私の心を占めているものは

間近にせまる、2年ぶりのお産のこと。

2年前の初めてのそれは、なかなか安産とは

言い難いものだったと思う。

5日間、不眠不休の陣痛に苦しみ、

赤子が産道から出た後に、へその緒が切れるというトラブルがあって

痛むお腹に更なる処置が施された。

赤子はとっても元気だったから、万々歳だけれども。

けれども。

いくら「母つよし」という言葉があるとはいえ

「母つよくならざるを得なかった」という背景があるから

結果的に「母つよし」になったと、

全世界の母を代表して言いたい気持ち。

先日、助産師の友人に

久々のお産、怖いわ~

と不安を漏らすと、三人産んだ友人は

せやなぁ、けど、いざとなったら腹を括るしかないで

とアドバイスとも言えないアドバイスが。

いや、立派なアドバイスなのか?

そうやなぁ、

いざお産が始まったら、ゴールまで腹を括るしかないよなぁ。

出産まで37日。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?