#028 アテネはアクロポリスを中心に成立していた話（ギリシヤ旅行記その2）
こんにちは、マルタのタマルです。うっかり昼寝していたらこんな時間に…間に合え～！
今日はアテネ観光のお話をしたいと思います！！前日までのお話はこちら：
到着するまで40分
なんとかアテネのホテルに到着した、翌日！とりあえず、何はなくともアクロポリスへ。アテネに来てここに来ない人はまずいないでしょう。笑
私はコンボチケットというものを予めネットで買っていました。アクロポリスを含む近くの遺跡群をまわるならこちらがおすすめ。
ネットの情報では、「チケットさえあれば並ばない」と書いてあったのですが……とんでもない！長蛇の列です！！！
というわけで、アクロポリスに到着するまで40分がっつり並びました。私が到着したのは9時ごろだったんだけど、8時半にきた人も大体似たような状況だったとあとでききました。本当に朝イチ、8時とかにこないと人が少ない状況では登れないかも。
ちなみに、コロナを期になのか、対面でのチケット販売は行っていないようでしたよ！
09:40頃 アクロポリス入場
ともあれ、入場したあとは……、山道です！ディオニソスの劇場を通過しつつ、上へ上へと登ります。
お写真からもおわかりいただけるかと思うのですが、とーにかく暑い！笑
実は、アクロポリスにあるほとんどはレプリカなんだそうです。それでも、町はアクロポリスを中心として形成されているし、この「場所」がとても大事なんだなあと。また、こちらは個人的な思い出ですが、通っていた高校にパルテノン神殿の門をかたどった場所があって（通称「パル下」）、ついに「本当のパル下に来た！」とテンションがあがりましたｗ
11:00頃 アクロポリス美術館へ
さて、歩いて15分ぐらいのところにアクロポリス美術館があります。これもコンボチケットに入っていると思っていたのですが、なんと別料金らしい。ちぇー、と思いましたが、行くことを強くおすすめします！
こうした貴重な資料はもちろんなのですが、なんといっても3階部分。実際のパルテノン神殿と同じレクタングルの床に、かつてのレリーフ（一部はレプリカ）ができるだけその通りに並べられています。かつ、3階部分はガラス張りになっていて、実際のパルテノン神殿を眺めながら、当時の様子をイメージできるようになっています。
すごくないですか？まずこの建物自体に大感動です！設計者天才だ！
……なんですが、実は私は最初、この建物の意味がよくわかっていなくて、キュレーターさんに「この展示されてるレリーフは…？」と英語で質問しました。ここのエリアに入る前に小さなパルテノンの模型があるのですが、それを見せながら「パルテノンって二重構造になっていてね…」と丁寧に教えてくれました。感謝…。
ギリシャってローマ帝国に侵略されてからは、ずっとどこかの支配下にあった国で。その度にパルテノン神殿が壊されていくんですけど、「どのように壊されていったか」「現物がどこにあるか（※レプリカ展示が多いのは他国に奪われているから）」というのがムービーで流れていてそれも良かったです。「この像は今は大英博物館にあります」とか…恨みがましい感じが伝わってきて笑ってしまいました。笑い事じゃないんですけど。昔の人、結構めちゃくちゃやってて、コメディアンが1番上のレリーフを取り外そうとしたら失敗して粉々になったとか、偉い人が自室に飾りたかったんだけどドア入らなくて二つに割ったとか、そんな理由！？みたいのも多かったです。
また、パルテノン神殿は、オスマン帝国の時代は火薬庫として使われていたそうです。帝国側は、「パルテノン神殿に爆薬を置いておけばヨーロッパ人たちは爆撃しないだろう」と思っていたそうですが、そんな思惑も虚しく、見事に壊滅されたという話です……無慈悲ィ！
今までは歴史って文化の破壊によって塗り替えられてきたものだなあということと、だからこそ今形だけでも「多様性」が唱えられているのは人類史上奇跡に近いことなのかもなあ……ということも考えました。
ちなみに、地下？もあります。昔は入場できなかったエリアみたいなのですが、今は美術館のチケットがあれば外からまわることができますよ！
12:30 O Thanasisでランチ！
アクロポリスを超満喫したあとは、ギリシャ料理です！！これがまあおいしかったんだ……。ギリシャ料理がおいしいというのは本当ですね。
そんなわけで
午前中だけで結構な記事になってしまった！それほど魅力的な場所でした。アテネ観光の後半戦はまたあしたの記事で～！
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