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レゲエで、パンチ?

レゲエパンチって聞いたことありますか?
聞いたことがない方は、どんなイメージをするでしょうか?
レゲエ系の何かかな?と思うでしょうか。

ピーチウーロンと聞いたらどうでしょう?
居酒屋さんやバーで見る方もいるのでは?

実はこれ、仙台発祥と言われているカクテルなんです。
仙台や宮城に住んでいる方であれば、このネタはお馴染みですよね。

レゲエパンチの誕生ストーリー

バブル期、仙台市の歓楽街として知られている国分町。
多くの人が集まり、クラブでダンス&お酒を飲むというのが盛り上がっていた頃。
そんな国分町にあるバーで、レゲエパンチは生まれました。
そのお店の常連さんで、お酒が苦手な方がいたそうで、その常連さんのために作ったのが最初といわれています。

気になる名前について

なぜレゲエパンチか。
これは、その常連さんがレゲエ好きだったから、だそうです。
ただ、気になる。
パンチはどこからきたんだろう?

→これは、残念ながら解明できず、謎のままです。
パンチをくらうくらいの美味しさ!ということでしょうか。
これでどうだ!バーン💥!のような、単なる勢いでしょうか。
謎だと、いろんなことが想像できますね。

そして前述の通り、時はクラブブームのバブル期。
踊って喉が渇いた時にビールじゃ重い!ということで、気軽に飲めるものとして好まれるようになり、どんどん広まっていきました。

今では日本各地でも「ピーチウーロン」として見られることもあると思いますが、
もし「レゲエパンチ」と書いてあったら、もしかすると仙台や宮城に関わりがあるかもしれません。

もちろん、知らずに名前だけ使っている場合もありますが。

仲間?の「くーにゃん」

レゲエパンチに似たような飲み物で、北海道では「くーにゃん」という飲み物があるそうです。

これは、仙台でのレゲエパンチが
【ピーチリキュールと烏龍茶】で作られているのに対して、
クーニャンは【ピーチリキュール、烏龍茶、ジン】で作られているので、カクテルとしてはまた別物。

こちらは1996年に、常連さんがオーダーしたことをきっかけに広まったものだそうです。

烏龍茶から中国が連想されることから、
"桃尻娘"を意味する中国語 "ピーチクーニャン"と名付けられたそうです。
その名前をどんどん略すようになり、クーニャンだけが残ったのだとか。

常連さんのオーダーから多くの人に知られるモノが生まれる、素敵なストーリー。

皆さんの地元ではどうでしょうか?

お客さんからの一言を起源に発展したモノを探してみるのも面白いかもしれませんね。

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