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海外スポーツ大学院のコース内容について

イギリスに渡英してからあっという間に3ヶ月が経ちました。

11月に2回目のロックダウンがあり、今も予断を許さないような状況ですが、そんなバタバタの中でもなんとか妻と二人で慎ましく過ごしています。

いろいろなことで忙しかったこともありなかなか更新できなかったのですが、年末にむけて少しずつ身の回りのことを整理していくことにします。
今日は私がこの学期に受講したモジュールの紹介を簡単にしていこうと思います。

まず私はプロフィールにもあるとおりスポーツマネジメントのマスターコースを受講してます。あまり日本だとまだ聴き馴染みのない分野かもしれませんが、ざっくり言えばスポーツ事業(ボランティアも含めて)をどう発展させていくかを学ぶ学問です。

私はこの学期(Semester1)は3つのモジュールを受講しました。

1つ目は、'Research Methods and Skills for Sport Managers'というもので、日本語に略すと「スポーツマネージャーのための調査および研究の方法とスキル」になります。この授業では、スポーツマネージャーとして特定のトピックに対して調査を行う際に必要なメゾット(質的や量的etc)やスキルを教わります。この授業については、スポーツ云々よりもまずはアカデミックなベースとして必ず身につけてほしいという位置付けが強いような気がします。
ここはさすがイギリスのトップ大学だなと感じます。この手の授業はとても質が高く、抜かりがありません。単位数も他に受けている2つのモジュールの2倍の30単位(年間で120単位)もありますので、相当重要視していると思います。
また最終学期は自分の興味のあるテーマで調査プロジェクトを行うので、そのためにもしっかりやってマスターしておきたいものです。

余談ですが、大学院 (Postgraduate)の成績は、[Distinction, Merit, Pass, Fail] の4段階に分けられます。まだ期末テストが来年の1月にあるので、その結果が出ないとわかりませんが、最初の課題(Assignment)では見事に最高評価のDistinctionをとることができました。所詮まだ一個目ですが、一応全体の15%しかとってないので、プチ自慢です。(笑)

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さて、2つ目は'Management of Human Resources in the Sport Industry'というモジュールです。日本語では「スポーツ産業における人事マネジメント」になるでしょうか。こちらは名前のとおりで、スポーツ産業における人事マネジメントのあれこれについて学びます。
ただ、この分野については社会人経験があるので比較的理解できることが多かった印象です。スポーツの面で他とは違って面白かったものはボランティアの存在でしょうか。スポーツは公共性が強い分、ボランティアに頼っている側面がどうしてもあり、その点を考慮したマネジメントをしないといけないという話は他のビジネスにはあまりないことで興味深かったです。

最後の3つ目のモジュールは'Economics of Innovation in Sport'です。これは日本語に略す必要もないと思いますが、「スポーツにおけるイノベーションの経済学」になります。ぶっちゃけこの授業も、経済学がメインの話であるため、大学時代に経済学を履修していればあまり難しくないです。
一方で、長いスポーツの歴史の中でいかにイノベーションが起こり、それが今日のスポーツにどのように影響を与えているかを知ることができる点では非常に面白い授業でした。

以上がとても簡素な私の大学院の1学期の授業紹介でした。(笑)

正直に言うと、スポーツマネジメントのマスターコースではあるのですが、実際にはスポーツのみに特化したことを教わるわけではなく、他の分野にも共通する一般的なことを教わることが大半です。ただスポーツ自体は他の分野と違い、特異な領域であるという点は認めないといけないです。
別の投稿でここの部分についてはもっと掘り下げたいと思います。

今日はここまで。気軽にコメントなど残してもらえると嬉しいです。

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