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うどんの温もり

どんより曇り空の日曜日。

たまっていた洗濯物をベランダに干したけれど、乾きそうにない。


仕事が溜まっている。

休みなのに、そんなことが頭の中を占拠している。
月末からは長期出張だし、なんだかそわそわ。
落ち着かない。

自分がピリピリチクチク、刺々しい。



そういえば、昔からよく言われていたな。
トゲがあるとか
言い方がキツいとか
もっと優しく言えとか。
そんな事を思い出してしまうのは、疲れているからかもしれない。



そんな時は、なんだか温かいものが食べたい。
身も心も温めてくれるようなもの。



そうだ、うどんにしよう。




ひとり用の土鍋に湯を沸かして、だしパックをぽちゃん。
そして、冷凍うどんはレンジで解凍。

だしは半分はとっておいて
残ったところにうどんを投入。

すうどんじゃ寂しいから、乾燥わかめとたまごを割ってみる。
あ、味付けにめんつゆ。



最近、目まぐるしい日々で家事は夫に任せていた。
自分が食べるものを自分で作ることが、久しぶりなことにもハッとした。



出来上がったうどんは鍋からそのまま食べる。

うどんの湯気や温もりが、身に沁みてじんわりする。
私疲れているなぁ。



温かい食べ物を身体に取り入れるだけで、こんなに気持ちが落ち着くなんて。
疲れているときは、思っている以上に心も身体も冷えているということだ。

温めてあげよう。
心も身体も自分自身で。



温かい食べ物は私にとって、パワーフードなのかもしれない。

残り出汁で、明日の朝食は雑炊にしよう。

明日の朝、起きることが今から楽しみ。


こんな些細な日常がしあわせ。

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