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夜中3時のアイスクリーム

最近、わが家の2歳児さんが夜中に何度も泣いています。
多い日は2時間おき。
かと思えば、朝までぐっすりの日もあります。

あの日も
いつものように夜中2時頃に泣いて、抱っこして寝かせて。
そこから、頭が冴えてなんとなく眠れないまま私は布団の中でもぞもぞ。
そんな日の朝3時のできごと。


夜中のおひとりさま時間を楽しむ

布団から起き上がって、トイレへ。

なんとなく温かいものが飲みたくなって、ノンカフェインのハーブティーがあったっけ…ってお湯を沸かしながら戸棚をごそごそ。

お茶を飲んでいたら、なんとなく映画が見たい気分。

手元のスマホで、動画配信サイトから映画を探す。

夜中に字幕を追うのは目がしんどいから、邦画で怖くないやつ。
恋愛よりもなんとなくほっこりするようなやつ。

時刻は夜中3時。
暗闇で映画を見ながら、ふぅふぅしながらハーブティーを飲む。
身体が温まってきたら、なんだか心も体もゆるゆるしてくる。

なんか甘いものが食べたい。


冷凍庫にあったアイスクリーム。

半分だけ。

半分…って思っている間にもう食べ終わっていて。

窓の外を見たら、空が少し明るい。


おとなになるって楽しいな

子どもの頃や実家に暮らしていた頃。
夜更かしをしていると、「早く寝なさい」と親に言われていた。

でも今なら自由。
夜中の3時に起きても怒られない。
好きな時間に、好きな映画を見ながら、好きなアイスを食べてもいい。

おとなになるって楽しい。

いや、おとなになることが楽しいんじゃない。

歳を重ねて
自分で自分の好きなことを知って、できること。
自由にするためのあれこれを手にしていくこと。

その選択肢を手に入れていくことが楽しいのかもしれない。

自分を縛る紐をほどいていく

眠る3時間前には食べないほうがいい。
夜は22時から2時のシンデレラタイムは眠った方がいい
夜型より朝型の暮らしをした方がいい
アイスは乳脂肪分が多いからあまり食べすぎない方がいい
ポテチやアーモンドチョコを食べた翌日はニキビができる

年齢を重ねるにつれて増えていく知識と経験

「した方がいいこと」
「正論」「正解」「正しいこと」
「しない方がいいこと」

そういったことをいちばん知っているのは自分自身。

だからこそ、その縛った自分を自分の手でほどいていく。

夜中にアイスをこっそり食べる。
その行為が、私の中の背徳感が、私を温めてほぐしてほどいてくれた。

小さな夢を叶え続けたい

まだまだやりたいことはたくさんある。
子どもながらにやりたかったけど、やったら大人たちに怒られるあれこれ。

ポッキーを何十本も一気に食べてみたい
大きなお風呂でクロールで泳ぎたい
しゃもじでご飯を思いっきりかき込んで食べてみたい
雨の日に長靴で走り回りたい、水たまりで跳ねたい

こんな小さな子供からの夢が私は忘れられなくて、心のどこかで叶えたいと思い続けている。

歳を重ねていくうちに忘れてしまうような、しょうもないと一蹴されてしまいそうな些細な夢を叶え続けたい。

年齢は重ねても、ずっと子どもの頃のような自分を心に潜めて。


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