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37歳、休職宣言

この度、約3ヶ月の期間休職することになった。


新卒から10年以上勤めてきた職場に対して
この決断をすることは、自分にとって大きなことでした。

この決断をするきっかけとなったのは、2023年末。
手帳で1年を振り返ったからこそ気付いたことでした。

何か忙しいという違和感からはじまった


昨年4月から、育休から復帰。

初めての保育園に慣らし保育、病児保育。
環境の変化に、慣れないことばかりの毎日にあたふた。

そんな中で、夫が調子を崩して退職。病気療養。

そのため家事や子育てを夫にほぼ全部任せて、私は仕事にコミットすることになった。


しかし、忙しい。

家事や育児を手放したのに忙しい。
毎朝バタバタ準備して、子どもを保育園に放り込み仕事して。
日が暮れて子どもを迎えて、ご飯・風呂・寝かしつけ。
時間が足りない。


そして、復帰してからというもの。
とにかく身体の調子が悪い。

子どもの風邪をもらったり、コロナになったりずっと体調が悪い。



そして秋頃、一人暮らしの親が道で転倒、入院。
そこから一歩踏み出した、介護の世界。



自分の時間がない。

たまっていく疲れ。
やりたいことができないストレス。

疲れ切っていて、頭が働かない。

引き算してやることを減らすにも
介護をうまく引けなくて、子育ては引き算したくない。

時間を埋めるなら、やりたいこと好きなことで埋めたい。

一番私が辞めたいこと。

15年勤めてきた仕事

年末、もう気持ちは決まっていた。

・お金のことを考える


まずは先立つのは何といってもお金。

生活費を稼ぐために働いているのだから、まずはお金の棚卸し。


私の場合、介護休暇としての休暇取得のため休暇開始66日目までは給与の約7割がもらえる。


ありがたいことに、これまで働いてきた預貯金でしばらくは何とか生きていける。

そのことを確認。

そして現金でプールしていたお金や職場の定期預金を新NISAや投資信託、株式に入れる。
これで配当金も出るし少しは大丈夫。


・仕事での目標がなくなった

30代も半ばをすぎて勤続年数も10年を越えた。

ワーママであることから、職場で融通を利かせていただくこともできるし
ある程度好きなことも言えるようになった。

ポジションも変化してきた。

自分がこれからどういうポジションを希望するのか?
どんな業務がしたいのか?
先を行く先輩方を見てイメージするようになった。


けれど
私の目指す先は見つからなかった。


別に私の職場の人が悪いわけじゃなくて
幸せの価値観が異なっていることが、自分でわかった。


毎日の仕事で成長している感覚がないと私は満たされないことも。



そんな時に、20代の頃お世話になった尊敬する上司と数年ぶりに会った。

その時の話はこちら。

この再会も私の休職の背中を押してくれた。
彼と働いてもきっと今の私はもう満たされない。

私は一旦、今の職場から離れてみることにした。

自分の警鐘に気づけたから

私は手帳があって、振り返りができたから自分の警鐘に気づくことができた。
それによって、休職の選択肢を選んだ。

もし、これが手帳を私が書いていなくて、自分の無理に気付くことができなかったら…
と思うと恐ろしい。

実際、毎日子育てしながらフルタイムで働いているとそれだけで疲れ切ってしまう。

自分で時間を作ろうと思わないと作れない。
考える時間が取れない。

自分の声を聞く習慣、持てていたことに救われた。

最後に

休暇は66日。約3ヶ月。
3ヶ月後、私はここに帰ってくるのでしょうか?

どんな世界を見て、何を感じて、どんな選択をするのだろう?

今まで10年以上勤めてきた。
こんな先の見えない、真っ白な状態は初めて。
けれど、この先が見えない未来を今は楽しみたいと感じている。

確かなものなんて、本当はない。
なのに、あると思って縋ってきた自分がいたのだと思う。



今年の漢字は「変」。
変わるものも変わらないものも大切にしつつ
変わることを怖がらずに。
もう変化の風は吹き始めている。

あとは、その風に乗るかどうかは自分次第。


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