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「父は『私が学校用務員だってことを誰にも言っちゃダメだよ。笑われてしまうからね』と言いました。私は父を抱き締めて『パパは学校用務員よ。私は誇りに思ってるし、愛してるわ』と答えました」 下の写真と共に投稿された。

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日本でも昔から「職に貴賎無し」と言う。

多くの方は理想だよよねと思っている。現実はそうじゃないよねと思っている。

個人的にこの親子の愛情は本当に素晴らしいと思う。

一つ言える事は「職に貴賎なし」が現実なのか理想なのかは、貴方の心次第と言う事。貴方が「それは絵空事」と思えばそうなるし「いやいや、現実そうですよ」と思えばそうなる。

収入が低い職業につき、裕福じゃない生活をして、周囲と比較したときに「恥ずかしいな」「別になんとも思わない」などと思うのは、貴方自身です。

確かに人間社会いろんな人種がいます。多様性に富んでいる社会ですから。金銭の多さを基準に生きている人も実際におりますし、それが又悪い事だとも言えません。ですので世の中には金銭の量で判断し、金銭の量が少ない人たちを見下す人もいるのが人間社会です。職業で人を判断する人がいる事が普通の社会です。

このような見下す人を「悪」と排除してはいけません。それで危害を加えたら話は別ですが、思想の部分では誰も否定してはいけません。人間は誰もが自由を保障されています。

多様性を認めるべきであり、否定排除はするべきじゃない。

一方、そのような「職に貴賎あり」に対し、「職に貴賎なし」の思想の方々も、堂々と胸を張って自分の思想に生きれば良いだけのことです。他人がどう判断しようが、貴方の人生貴方のものです。貴方の家族は貴方の家族です。貴方が思うように貴方の愛する人のために一緒になって生きれば良いだけのことです。

違う価値観の人を責め立てたり否定する必要性はどこにもありません。自分を見失わず自分の力で自分の道を進めば良いのです。

世の中や貴方の人生が住み易く感じるのか、ストレスだらけの嫌な世界になるのかは、全て貴方の心次第です。周囲が悪いわけでも国が悪いわけでも誰が悪いわけでもないのです。

貴方の心が貴方を動かしています。

人間社会は多様性に富んでいます。

優しい人、怖い人、差別主義の人、無慈悲の人、友好的な人、敵対的な人、裏切る人、見下す人、本当の様々なタイプの人間が社会で生きています。それが普通であり、多様性を重んじると言うことです。都合が悪いことや、自分にとって嫌な事を否定や排除する事は多様性を否定する事になります。

職に貴賎なし、それが現実となるかどうかは、全て貴方の心次第であり、人間社会は多様性に富んでいるので、職に貴賎ありの人間も同時に存在すると言うです。

ですので「職に貴賎なし」は現実であり、同時にそう思わない人もいると言う事で、理想でも絵空事でもありません。

少なくても40年前の日本は「職に貴賎なし」と堂々と言い切っていた人種が多い国でした。勿論どの時代にも職業で人を見下す人間はいるものですから、当時も今もその又昔もこれから先の未来にも必ずどちらも混在しています。

一つ言える事は「自ら卑下」する事はやめましょう。

自分を卑下する事は、周囲を恨む第一歩になり易いです。恨み辛みは減らしたほうがいい。貴方自身の心の持ちようで貴方の人生が決まるのだと認識しましょう。

「職に貴賎なし」と思えるなら堂々とその様に生きてください。

「職に貴賎あり」の方も、普通にそれで生きれば良いだけの事です。

お互いを否定したり排除する事もしない。自ら卑下する事もしない。貴方の愛する人を見て生きてください。


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