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2022年によく聴いたジャズ寄りのアナログ10枚

1.Herbie Hancock/The Prisoner 1969年
シリアスに真面目に、思考を進めるために腰を据える、そんなときのジャズアルバム。「アコースティック・ジャズの最高峰」の異名は伊達じゃない。

2.Weather Report/Weather Report 1971年
Weather Reportは、1stだけ聴いとけばいいんじゃないかと思ってるけど、特にA-3 Seventh Arrowが好き。

3.John coltrane/Live at the Village Vanguard Again! 1966年
コルトレーンの考える「愛」の世界に、いまいちピンとこなかったんだけど、B面の"My Favorite Things"で、圧巻のソロだけではなく、割合下手くそなメンバーがインプロを演奏する権利を獲得しているのが、音空間としての「あまねく愛」なのではと勘ぐったり。

4.Charles Mingus/Me Myself An Eye 1979年
今年note記事にも書いたけど、ミンガスの素晴らしいレコーディング。

5.Pharoah Sanders/Love In Us All 1974年
こちらもnote記事にしました。B面の"To John"すら好きです。

6.Clarence Wheeler And The Enforcers/The Love I've Been Looking For 1971年
この時期のアトランティスレコードは新しい録音が高い水準で鳴っているのが多いけど、そのうちの一つ。バラードに溶ける。

7.Donny Hathaway/Live 1976年
冒頭2曲はもちろんいいのだけど、A4"You've got a Friend"以降の流れは、聴くごとに好きになる。

8.Roberta Flack/Quiet Fire 1971年
今、これを書きながら、A2"明日に架ける橋"聴いてます。こういうの聴いてからフェミの文脈を覚えるのも大事かもね(適当)。

9.Miles Davis/You're Under Arrest 1985年
結局A2"Human nature"一曲になっちゃうアルバムかも。YouTubeでライブ動画もよく見ました。

10.Michael Jackson/Thriller 1982年
聴くたびに音に没入する、素晴らしいレコードとはこのこと。ベタなバラードがハートに染み入る。

今年は、過去の音楽を聴くときのキーワードに「ベトナム戦争は1955年から1975年」というのを念頭に置くことが多かったです。"Love In Us All"とか74年なんだから反戦歌みたいなものじゃん、と。

以上10枚、とは言え、アナログを掘るよりもBandcampやAmazonMP3が増えてきたことに逆らえない1年でもありました。
2023年も良い音楽との出会いがありますように!

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