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肥沃な土はwoman

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習いごとは、日本独特の文化だと思います。それは教養とも違う、「耕す」という言葉が一番しっくりくる。

カルチャーの語源は、ラテン語でcolere(耕す)。そこから派生して英語で culture 。そこから、農業は英語でAgriculture、発音が違うだけで、フランス語でもAgricultureだ。

農作物が良くできる肥えた土のことを肥沃と言う。誰がそうするの?

風と共に去りぬのスカーレットは、戦争で荒れ果ててしまった故郷タラの地に立ち、「私は決して餓えません!」と力強く拳を握り、天に誓うあのシーン。あのビビアンリーの姿は、象徴的で忘れられない。

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MY NAME IS WOMAN
悲しみを身ごもって優しさに育てるの
MY NAME IS WOMAN
女なら耐えられる痛みなのでしょう 

アンルイスの昔の歌です。私は大好きで、よくカラオケで歌います(笑)。悲しみを拒むのではなく、育てることが女にはできるのだ!と、衝撃を受けた若かりし頃を懐かしんで歌っています。

私は蟹座で、必ず「デリケートでナイーブな気質で母性的」と言われていた。そんなわけない!と強がって生きてきた。だいたい、占いなんて当てにならないし。

でも、デリケートでナイーブな気質を、MY NAME IS WOMAN! と、母性で包んだら、delicateがdedicatedへ昇格し、ひたむき、献身的な心へ少し育った気がする。

それは、ちょっとダサい言い方なんだけど、花のおかげだと思っている。私以上にデリケートで危うい存在である花と向き合わざる得なかった日々が、肥沃な土へ私を育てた。

そして、花が縁で出会った人たち。その幾多の出会いのおかげで成長できたと感謝の気持ちが溢れます。

以前は、作物を全て収穫するのが怖いと思った。少し残しておかなきゃ次にいつ何が収穫できるかわからないと思ったから。

でも今ならわかる。経済が破綻しても文化は残ると。それが人間社会。


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