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優しい人になるスピリチュアル儀式


「なかよし3人組のリース」

花を生けることは儀式なのだ。
古代の人々の営みが今に継がれていることの一つとして、クリスマスリース作りが上げられる。

私の教室では、古代エジプト時代から行われていたトラディショナルなガーランド作りを土台として、そこへ好みのオーナメント類を飾るスタイルをとっています。

「エバーグリーンで繋ぐガーランドにオーナメントを付ける」

先日のレッスンで、生徒さんたちが作業している様子を眺めながら、「スピリチュアルな儀式をしている」と、気付いたのでした。

古代エジプトでは、花を繋いで作るリースは、厳かな儀式には欠かせないものでした。

そして、古代ギリシャ〜ローマ時代にプロフェッショナルが登場しガーランドのリースは完成されました。この頃から花の生産者が現れ、花屋が街に溢れます。

その時代、人々は枝や葉で作ったリースを身につけ、神々に敬意を表したのです。

何千年の時を経ても、人としての営みはそう変わるものではありません。私たちは、年の瀬にガーランドを繋いでリースを作り、今年一年を振り返ったり、新しい年への希望を抱くのです。見えない何かと繋がるように。

「ランチプレートもリース!」

レッスンで作ったリースを家に飾った生徒さんから、こんなメッセージを頂きました。

「リース作りがとても楽しくて、そして飾ることで、心に余裕が持てて、優しい人になっています!先生に感謝。」

先生じんわりと心が温まる。

花を生けることは、人間らしさを取り戻すスピリチュアルな儀式なのじゃないだろうか。

本来、人は誰もが優しいし幸せなのだ。でもそれを忘れてしまう程、現代社会は複雑でスピーディーになってしまった。

文明とは人を土から遠去けてしまう。

大地の温もりを感じるように花を手に取ってみる。
香りを嗅いで深呼吸しましょう。

”優しい人”いっちょ上がり!








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