ベトナム人技能実習生の失踪理由の上位は「イジメ・暴力・奴隷労働」です。
【連日のベトナム人DJ逮捕・再逮捕の報道】
不法就労でベトナム人DJが、逮捕されました。確かにルールを守らなかったことは、ダメなことですし逮捕も仕方ないと思います。
毎日放送で特集を組むほど「大きく報道」しましたが、平日勤務の金属加工業を無断欠勤しているわけでもなく「週末アルバイト」です。
移送される姿に「フラッシュを浴びせ」写真を撮り報道するほどのこと?
週末アルバイトし逮捕された人に対して「大袈裟な報道」では?少し違和感があります。(見せしめの意味もあるとはいえ)
バイトも許可する、職業も変更できる「そんなルールを作るべき」です。
【年間5000人もの人が失踪する理由】
ベトナム人技能実習生が、年間に5000人も失踪して社会問題になっています。当然ながら正規の就労先では、働くことが出来ません。
「日本語が上手く伝わらない」で、何回も暴力を振るわれているケース。
「陰湿なイジメ」にあって部屋の鍵を取り上げられるなどのケース。
「休日出勤や残業」を強制的にさせられ、賃金が支払いされないケース。
など『暴力・イジメ・奴隷労働』が、失踪理由で上位を占めます。
彼らは、日本に来る前に多額の借金を負わされています。
失踪しても、日本国内にとどまり生活をし、返済しなければなりません。
ベトナム人の犯罪が増えたと「大々的に報道」しますが、犯罪に手を染めるまで追いつめているのは、日本人ですし日本の法律です。
【失踪者を受け入れる派遣会社】
失踪者は、ベトナム人のネットワーク・コミュニティを頼るか、ベトナム人の労働問題の駆け込み寺に保護を求めることが多いです。
地下に潜ってしまうと「ベトナム人の通訳を付けた派遣会社」で働くことが多いです。帰国するベトナム人の銀行口座・キャッシュカードを買い上げて、潜伏先が判明しないようにしているケースもあります。
派遣会社では、最低賃金が守られることはありません。
通常の派遣会社よりも「安い単価」で契約され、働かされています。
派遣会社は「利益を確保する為」不法にベトナム人を匿います。
日本国内には「安価な労働力」を求める会社が多数あり、その派遣会社と多くの顧客が取引しているのも現実です。
支払先が派遣会社になれば、責任がなくなるからです。(最低賃金を確認する義務もありません)
最低賃金以下で働くため、休日も少なく長時間労働になるために、新たな失踪者を生み出すことになり、犯罪の種をまく事になります。
【将来の日本を考えると】
将来の日本を考えると「ベトナム人の協力」は、必要性を感じています。
ベトナム人が、ルールを確実に理解できるようにすること。
職業を変更できるようにルールを変更すること。
奴隷労働やイジメを通報できる制度を作ること。
暴力を振るっている人を確実に逮捕・起訴すること。
(日本人は、無理やりの示談が多く「逮捕されない」ことが多い)
働きに来てもらっているのに、ルールが確立されてないことが多く、雇入れ企業の罰則がありません。国際的に中国のウイグル族弾圧も指摘されてますが、日本の技能実習制度での奴隷労働も指摘されてます。
日本でも『奴隷労働をさせている会社がある』を認識するべきです。
日本人と「同じルール」を守ってもらう。新しくルールを作る。
将来に向けて取り組むべき課題です。
心のゆとりを持って、技能実習生問題を考えたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。