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わが師の格言『金は払うな!』(後)

たった8人だったフォロワーさんが、2日で6倍になって驚きました。
私、文章が下手だから読みにくいのでは?
少し不安に思いながら連続投稿(note始めて)16日目です。

出来れば感想が知りたいので、コメントよろしくお願いします(笑)。


前回までのあらすじは、こちらを「プチっと」ね!

#仕事について話そうで 、書き始めましたわが師の格言『金は払うな!』(後)は今回が最終回です。
引き続き「銭屋さん」の話を書きます。


春休みや週末に行っては、戦力にならない私に沢山の給料をくださる銭屋さん。銭屋さんの仕事について、少しだけ紹介します。

銭屋さんの主な仕事は「数店舗の釣具店と釣り餌卸業」・「農機具と肥料販売」・「レッカーサービスとスクラップ工場」・「農業代行」等です。


【衝撃的な事件がありました。】

夏休みの初日に衝撃的な事件がありました。
火事で銭屋さん御自宅が、全焼しました。銭屋さんの母上様の火の消し忘れが原因でした。みんなが作業場に集まって落ち込んでいました。

銭屋さん
『お母さん怪我ないか?みんなが無事でよかったわ!嬉しいで』
『建設屋に後片付けを頼んだから大丈夫や!全部新品にしちゃるで』

家が無くなったのに、すごい人です。

『せっかくやし旅行を頼んできたで(笑)』
『玉よ(私)、お前も来い。海外やからパスポート持っとるか』
『お母さん、北海道はパスポート要らんかったかの(笑)』

私も、図々しく北海道に同行させていただきました。

銭屋さん
『仕事を手伝う人をパート言うやろ。あれは間違いやで』
『パートではなく、パートナーや。お前も大事なパートナーやで』

16歳の生意気小僧に本気でパートナーと言える人。「銭屋さん」

『雇うではダメじゃ。巻き込むが正解じゃ!パートナーやからな』
『巻き込むの意味がわかるか、一人の仕事は量が伸びん』

『人に手伝いを頼んで、初めて伸びる』
『手伝ってもらう時に、何をしてもらうか常に考えとかな』

『人手ばかり増えても、ごちゃ混ぜで効率が上がらないだけや』

16歳の子供には、さっぱり理解できませんでした。
今なら理解出来ます。一番大切なことですよね。


4泊5日の期間で教わりました。

美味しい物を食べて温泉に入って、すごい景色を眺めて4泊5日は、あっと言う間に終わりました。その間、銭屋さんとずっと一緒(部屋も)でした。

銭屋さん
『あのな、金は払うな!って言うけどな』
『ケチやないで、金を出す前に真剣に考えることが重要。わかるか』
・・・・・
『根拠もなく「高い」「安い」言うのは間違っとる。相手に失礼や』

薄々、感じてますよ。他人の私を旅行に連れていく人だから!

『今回、火事で無くなった金は大きいで』
『でもな』
『金は、何時でも稼げる。そこらの誰よりも、金は持っとる心配するな』

旅行の間に、アパートや家具・電化製品を用意させていたことを後で知りました(母上様に心配させまいと抜かりない人です)。

大人になって気が付いたのですが、奥さんや母上様に、仕事の合間に余計な負担を与えない為に配慮した時間稼ぎ旅行だったと思います。


刺激的な師匠「銭屋さん」の大切な教え

私の中の銭屋さんは、仕事について語る上で特別な存在になりました。
当時16歳の私には、とても刺激的な方でした。

① 金を払えば誰でもできる。誰でもやれるなら価値がない。
先ずは、どうすれば金を出さずにできるか?考えること。

② 「雇っている」「使っている」は間違い。仕事仲間を大切にする。
パートナーなのだから、仕事に巻き込んでいると思うこと。

③ 人には、近寄ってはダメな距離が絶対にある。
デリカシーなく踏み入れず、良好な距離で振り子を振ること。

この3つの教えは、40年近く経った現在も【わが師の格言です

最近は、投資などが脚光を浴びている時代ですが、働いている人を大切にすることが重要だと私は思います。

企業も最初は、手伝う・手伝ってもらうが始まりです。会社が大きくなるにつれ理解出来ない人が管理職になり、部下を大切に出来ない会社になります。「人を大切にする!今一度、初心に戻るべきと思います。」


私の師匠の話は、いかがでしたか? 
みなさんの仕事の中で、少しでも参考になれば幸いです。

3部作で書かせていただきました。長々と失礼しました。
「スキ」「コメント」「フォロー」よろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。







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私は、仕事があるので、生活は出来ています。サポートを頂いた時は、以前から活動している『聴覚障がい者の災害時避難サポート』に遣わさせていただきます。また、義足の方の靴バンクが作れればとも考えています。障がい者の方も心豊かに過ごせる世の中にしたいです。