aikoの何が小娘の心に刺さったか -初期aikoいろいろフレーズ傑作選-
aikoは人生な文章書く系&小説書くおたくのtamakiです。
noteでは主にaiko歌詞研究と称しaikoの歌詞の読解やら何やらを書いています。
いや~~~~~…。
夏、終わるなあ~~~……(大の字)
私の中では終戦記念日までが夏(真夏・盛夏)なので、16日からは正直消化試合。もっと雑に言うと夏の終わりは一年が終わったも同然です。よいお年を!はやいわ。aikoの誕生日すらまだ来てないぞ。そうだ…aiko誕…後期歌詞研究もやらなくちゃ…(よろよろ…)
宣伝ですが後期は相思相愛と恋人の読解をやりま~す。でもまだ何もやってませ~ん。相思相愛ね、個人的には近年で一番の問題作やいね(一番ABがわかんなさすぎるから)何をどう書けばいいんだろうね。
夏が終わりに近付くってことは、今って残暑ってことなんですよ。
うん? 残暑…皆さん!残心残暑のことをご存知ですか!
なんと来週にaikoさんがアルバムを出すんですね~~!!そのタイトルです!! えっマジで言ってます????
マジで出ます。私はまさか……彼→秘→Ba→時→泡→May→湿→伝→今、とaikoのアルバムの過半数で確立された2年(※湿→伝は3年)(ベストアルバム系は除く)のローテを崩して…アルバムを出してくるとは思わんくっ…て……いやそりゃ、いまのふアルバムオリジナル曲少なくて不満~~みたいな愚痴は言いましたけど……。。。
そう、まあアロハとロックやろ~、と、そこまでは読めてたけどアルバムはマジでガチで読めてなかったし、知らない新曲(←そりゃそう)が一気に10曲も来る???? 待って待って待って……ってなってます。7月1日からずっと。
そんなニューアルバム残心残暑、もうまもなくです。
リリースされたら是非サブスクなりなんなりでお聴きください~ぶんぶん回せ~ 以上宣伝タイムでした。
夏も終わりですが、全然まだめっちゃ暑いので暑くなくなるまで夏とします、のでまだ夏です。
夏は私が初めてaikoと出逢った季節なので、aikoなしでも一番好きな季節ですが、aikoのお蔭で一番特別な季節となっています。
夏に出たaikoの新譜はキラキラもアンドロメダも彼女もKissHugも星のない世界もみ~んな大好きなので、残心残暑も絶対好き。これは約束された勝利。夏の新譜、挙げられなかった他のみんなも好きです。まとめてでごめん♪(谷山浩子)
そういえばaikoと言えばの代表曲にして夏の名曲でもある花火も、今年で発売25周年なんですよ~~!!
ヤバくないですか!!四半世紀ですよ四半世紀。亡き恩師との年の差が25歳で、年の差が四半世紀あるって言われた時に衝撃を受けたので、四半世紀って響きとインパクトを好んで25周年をそう言い換えがちです。
花火から25年ってことは、私がaikoという存在を知ってから25周年なわけか~!そっかあ~!
……うん?
25周年!?!?!?!?!?!ドンガラガラガラドッシャーン
この夏で!? aikoという存在を覚えて25周年!??!
大の字になってる場合じゃねえ!(起きる)メモリアルイヤーじゃん!なんかやんないとだよ!note書かないとだよやっぱり!
いやまあ…私だけじゃないですけど…花火からaiko知った人はかなり多いんで、そういうジャン花ちゃん達もそうでない人も大体みんなメモリアルイヤーだと思いますが…
なので該当者の方はおめでとう!あなたもaikoを知って25周年だ、お祝いしなさい(恐怖!強制お祝い女)
だったら前々から書きたいaiko関係の読み物があったので、それの趣旨的にお祝いnote代わりとして書くのもいいなと思って、今Wordの下書きをぱちこちしてるわけでした。
タイトルの通り、当時小娘だった私にaikoのどんなフレーズが刺さったかをお話する、そんなnoteです。
歳がなんとな~くバレますが、私が「小娘」だったな~、あるいは小娘と呼べる頃だったな~という時期、あるいはそれ以前に出た楽曲に限りますので、初期の曲に限定させてもらいます。
というか、実を言うと書いててめちゃくちゃ長くなってしまって、残心残暑出る前に載せることを想定してるのに、このままじゃ間に合わねえこれ!って思ったので、本当に初期も初期~~~になってしまいました。具体的に言うと私が初めてaikoのライブに行くまで、なので「夏服」までです。
それ以降にも言及したい曲やフレーズがあるのに~!って思ってるので、多分続編が出ます。「ひまわりになったら」の話がしたいので近い内とは言いませんが絶対に書きます(執念)(太字にするほどなんだ)
=レギュレーション=
・自分にとって大切な曲や好きな曲とか、いろいろあるのですが、「このフレーズにびっくりしたな…」「このフレーズ衝撃的すぎた…」「このフレーズに震えた…」といった感動や衝撃が今回の選曲基準です。
なので「愛の病」とか「桜の時」とか「傷跡」とか「ロージー」とか「心日和」とか全然普通に好きなんですけど、残念ながら今回は入ってません。
特にロージーは大きく踏み込むきっかけの曲だったんだけど、ないんだよな。まあロージーはフレーズじゃなくて二番サビラストの「いないわ」のロングトーンに刺さったから(そこなんだ)
・私視点での時系列で行きます。ので花火スタート。ですが結構いい加減な時系列です。いいかげんで胡乱なnoteだからね、しょうがないね。
・分類としてはaiko雑文なので全体的に真面目じゃない文章で書こうと思ってましたが……なんか段々真面目な文章になってきたな、でも雑文なのでそんなに真面目じゃないです。あと歌詞についてハイパー主観で適当に言うところもあるので絶対に信じないでください。
・中にはそんなにいいか?ってフレーズもあるかと思いますが私の感性はあなたの感性ではないのでご了承ください。……ていうか、は?aikoのフレーズは全部いいので出直してきてください(強気)
花火
私とaikoの出逢いの一曲。後で挙げるのですが、印象的なサビの一節「夏の星座にぶらさがって 上から花火を見下ろして」も勿論刺さったわけですが、今振り返ってみると一番……その時私は、台本形式の二次創作のような、そんな小説とも言えないような読み物をようやく書き始めていた小学生だったのですが、そんな小娘の私が一番驚いた表現がこれでした。
これ? って思うよね。私も思う。でもその時の、子供の私にはすごく斬新な表現だったんですよね~。
それがどうしてかはもう覚えてないので説明が非常に難しいんですが……なんだろうな。目には見えない「妖精」のようなものを、さらっと、しれっとJ-POPの歌詞の中に盛り込ませてくるのが、私にはとても新鮮だったのかも知れないです。勿論二番の「三角の耳した羽ある天使」も衝撃でした。三角の耳?
あと、これに続く「疲れてるんならやめれば?」も、同じく結構衝撃的でした。そんなこと言ってもいいんだ……的な。
aikoを代表すると言ってもいいくらい、非常に印象的で斬新なフレーズです。花火は普通見上げるものですが「見下ろす」と表現しているのが斬新と言えるでしょうが、それに気付いたのは初めて聴いた時ではなくてもう少し後、私が花火の歌詞、aikoに初めて文学を見出した際でした。
詳しくは下記noteをご参照のほど。
子供の私は、ていうか多分他の人もそうだと思うんですが「夏の星座にぶらさがって」という表現の方に惹かれていました。星座と共に花火を見下ろしていると言う構図がとても神秘的かつロマンチックに思えたんですね。星座の神話が好きだったことも少なからず影響していると思います。
ちなみに先述のnoteで図を載せているのですが、私がイメージしていたものはぶらさがっているのではなく腰掛けているものでした。aikoと私のすれ違いは出逢いから始まっていたってこと。いやでもねaikoさん、腰掛けるのもいいと思うんですよ!
どこか切ない背中の少女が星座に腰掛け、花火を見下ろしている。
それが私のaiko「花火」に抱いた初めてのイメージで今も心にある原風景です。すなわち、aikoという人に対しての原風景です。
悪口
「花火」で出逢い、次の「カブトムシ」は当時の私にはあまり琴線に響かなかったのかそれほどでもなく通過し、大きく飛躍する一歩前である「桜の時」で再びaikoの良さを感じ、いよいよオリコン一位を取る「桜の木の下」に辿り着きます。
当時レンタル落ちした中古で手に入れたので(時代が出てるな)発売すぐ聴いたわけではないと思います。いつだったかな、5~6月頃かなあ。
数々の収録曲の中で一番衝撃的だったのが「悪口」で、後に発表する悪口の歌詞読解でも書いているのですが、「aikoはこんなことも歌うんだ」と本当に驚いたのをよく覚えています。
「桜の時」の印象から、明るくてハッピーな曲を歌う人というイメージがあったのですね。それからその当時からメディアに出てたのを見てたんでしょうか、小さくて可愛くて元気というイメージもあったので。
あと桜の時もレンタル落ちで入手してたのですが(このレンタル落ちCDを長いこと持ってて、最近やっと別のを入手したんだよね…といういらん感慨)カップリングの「アイツを振り向かせる方法」と「more&more」の二曲どっちも明るい曲調だったのも、aikoという人のイメージに大きく影響していたと思います。
ここ。すごい衝撃でした。中学に進級し、上手く馴染めず毎日が苦しかった自分の背景もあったせいか、「嘘つき」という表現で歌う、それを歌詞に出してしまうというまさしく「刺す」ようなフレーズに心が震えました。
今考えれば、aikoの明るさの裏にあるほの暗さ、底知れなさ、冷たいもの──それは往々にしてaikoの本質でもあるのですが──に初めて触れた経験だと思っています。この時の衝撃が、aikoの歌詞を読み解き追いかける原点になっていると言っても過言ではないと思います。
私はこの、まさしくaikoという“桜の木の下”にある「おぞましいもの」を、まるで遺体を暴いて腐った臓器を掘り起こすようにして、もっと手にしたい、触れたい、そんな風に野蛮に過激に思ったから、今の自分があるのだと思います。
やや誇張して書いていますが、嘘を書いているつもりはないです。私は今でもaikoのその深奥にある冷たいものに触れたいと思っています。そしてこの先もずっと、aikoの深奥に触れるために、そこにあるaikoの凄まじさを伝える為に読解を書き続けていくのだと思います。
「悪口」は他にも「そんなあなたをあたしは嫌い」「前歯を無くした兎は耳も背中もうなだれて 青く茂る広い草原を走る力もなく死んでいく」「でもそんな事ばっか言ってる意固地な自分が嫌い」など、なかなかに過激でほの暗い表現が多くて、私がこの曲に足首を掴まされてしまったのも仕方なかったのかなと思っています。
二人の形
先の「悪口」で大分陶酔して書いちゃったんですけど、普通にこの発想と視点はなかった…ということで目からうろこを落としたものが「二人の形」のこのフレーズです。
いつの時代も恋愛ものは持て囃されます。男子はどうかわかりませんが、女子の世界は彼氏がいることがある程度のステータスになり、何人と付き合ったかということも時にステータスとなりえます。
でも、そもそも私みたいな根暗な陰キャオタク女子に恋の季節が巡ってくることはそうそうありませんので、彼氏がいないこと、付き合った人がいないことが、そういった世界ではやがて「恥」となっていくのです。
そういう恥を背負って生きてくんだろうな…と未来を悲観していた小娘にビビビビと刺さったのがこのフレーズです。この二人の形の歌詞の主旨からは若干外れるのですが、「たくさんの恋をしなくてもいい」(恋をした経験があまりないことは全然恥ずかしいことではない)「付き合っている人が全然いなくてもいい」ということは、救いですらあったように思います。
「二人の形」はこの「桜の木の下」の中でも特に傑作である、と感じている歌詞であり、どんな時代でもこうありたい恋と愛の形が描かれている最高の一曲です。是非聴いてみてください。
アスパラ
時は少し進み、初めて発売日に買ったアルバム「夏服」の時代に入りました。いよいよaikoファンとして覚醒する一歩手前くらいの小娘です。というかもうaikoファンです実質。
何がきっかけだったかよくわかりませんが、私はaikoを追いかけるようになり、そんな中での新譜、それもアルバムの発売です。
初出は「初恋」のカップリングですが「初恋」は個人的にあまり刺さらず(ごめん、今もそんなに好きではない方に入る…好きな人ごめ~ん)CDをレンタルして聴くこともなかったので、この「アスパラ」は夏服が初見でした。だからSpotifyも夏服からとってきた。
アスパラはな……ほんまにな……
歌詞の発想がすごいんじゃあ……(突然のノブ)
ちょっと待てぇい!!!!! マジでこれ…すごない????? 誰も発想しねえよそんな方法!!!ってならない? 私はなる。小娘の私はそうなっちゃったので大の字になってしまった。思いつかんてそんな方法……(大の字)(今もなってる)
刺さったを通り越して打ちのめされたと言ってもいいです。そんくらいすごいですアスパラは。是非フルで聴いて心をボコボコにされてください。
飛行機
アルバム「夏服」の一曲目です。紅白にも出場し、次第に歌番組などで見る機会も増えた結果、私の中では依然として「明るい人」のイメージであったaikoですが、一曲目のこの曲は全体的に不穏でやるせなさと切なさに溢れた曲であり、明るさとは反対の彼女を示していたので「悪口」を聴いた時と似た興味を抱きました。
「飛行機」も全編刺さったと言ってもいいのですが、取り上げるとしたらここかなと思います。一人取り残されて呆然としているあたしの様子が浮かんで、その寂しげでどうしようもない無力感に打ちのめされている姿はやはり知らないaikoの一面でした。
September
当時進研ゼミをやっていたのですが、その付録の小冊子にaikoのインタビューが載っていて、この曲で一番言いたいのはこのフレーズと話していたのを覚えているのですが、やはりこれも衝撃でした。だってaikoは私の中で元気な人のイメージでしたから。
なのでこれはSeptemberの世界観や歌詞全体、というよりはaiko本人の方に衝撃を受けたということ…で載せました。
表に出ている顔と作品として表現するものに違いがある。aikoは作品で違う顔を見せている。その奥深さや不思議さに惹かれたのもaikoファンになった理由の一つなのかなと今振り返って思います。そういうわけで、今回の趣旨とちょっと違っていますが紹介させてもらいました。
夏服
夏服はシークレットトラックなので曲自体衝撃的だったわけですが、歌詞全体も私的には相当衝撃的でした。
冬に留まったままでいる、固まったまま動けないでいる自分を表現する為に「あたしより先にその夏服を着ないで」という表現がさあ…これもすごい、なかった発想だったので…本当に驚いたし、今でもやっぱりaikoには敵わんな…てほんっとうにつくづく思いますね。
夏っていうとすごく元気な季節ですよね。暑いし、陽射しは眩しいし、セミも元気に鳴くし、各地で夏フェスはあるし、海水浴やプールではしゃぐし、お祭りもあるし。
そんな中でこの「夏服」と言う曲はピアノ一本で非常に静かな曲であり、歌詞の上でも「思った以上に“静かに”こんなに早く夏が来る」と表現されています。夏の過剰なまでの元気さや明るさの裏にある、明るさに隠された故に冷え切ってしまっている、もの悲しさや切なさや寂しさを感じさせるように思います。
これも「悪口」と同じく、aikoという人の奥底にあるはずのとても冷えた部分に触れた一曲でした。
アルバムの最後、無音を二分ほど挟んで突然やってきたこの「夏服」に心を掴まされなかったら、今の私はいなかったかも知れない。振り返ると、そう思わずにはいられない曲です。
相合傘
ライブに行くことが決まったので、aikoの曲を全部聴いてしっかり予習しようと思い、ライブまでは旧譜をよく聴いていました。なのでここからは夏服以前の曲を書いていきます。
花火のカップリングの相合傘。花火はシングルの入手がライブ決まって以降だったのでカップリング曲はこの段階で初めて聴きました。相合傘はこれもアスパラと同じく、発想にやられた~~~って大の字になった曲です。
ちょっと待ってくれ(頭抱え)そして最後のフレーズでも刺されます。
ちょっと待ってくれ(頭抱え)アップルパイの読解でも似たようなこと書いたけどさぁ~……誤解ってェ…恋愛で一番キツくてェ……いやアップルパイの文脈と一緒にしちゃいけないんでここは適当に聞き流してくれていいんですが…アップルパイは「あの子」みたいな第三者いなかったからね…それもそれでキツいんですけどね…
昔出したaiko歌詞研究の本でアスパラと相合傘は同じあたしが主人公で話が繋がっているんじゃないかって考察を書いたんですけど、状況がかなり似通ってるのでそう荒唐無稽な話ではないと思います。すごいしっくりくるもんね。もんねとか書いちゃった。私はくる。
少し目があっただけで恋に堕ちた。でもそれはあたしじゃなくて、別の誰かである「あの子」に向けられた視線だった。“誤解”って言うんだから「あたしこの人のこと好きかも…」よりは、ニュアンス的に「この人あたしのこと好きなんかも!?」ってことです…よね?
あれ、なんか「二人」のことも思い出してきたな…そうやね「二人」にもあの子出てくるもんな……ほんまや!「二人」は相合傘の状況がアップグレートしてるやん!(今気付く?!)いつか「二人」やるか(ノリが軽い!)
じゃなくて、なんかこう、アスパラの時もそうでしたが、上げて落とすというか、落とし方が尋常じゃなかったので、小娘の私にはその容赦のなさと冷酷さがあまりにも凄まじすぎて刺さったと言えるでしょう。
なんかこのnote、aikoのネガキャンになってない?? そうかな…そうかも…
二時頃
初期aiko曲で一番の鬼門というか問題作というか、なんかあくまで私の中ではそういう位置づけになっている曲がついに来ました。今回の曲の中で一番のボスのような気がします。といっても聴いた正確な順番は覚えてないので相合傘が先だったか二時頃が先だったかって感じなんですけど。
二時頃はそれまでの文脈を把握した上でこのフレーズにぶち当たることが肝要なんですけど、歌詞全文は挙げられないので趣旨通りにフレーズだけあげました。
おま……お前……ってなりましたよね。私はなった。ところで、二時頃は数年前に読解を書いたことがあるので一応読んだ実績はあるんですが、内容が保証出来ないので読まない方がいいと思います。今と読むやり方が結構違ってるので保証できない。でもその読解でも最初に聴いた時の驚きと慄きについて書いていたような気がします。気だけ。
まあでもこの時はaikoがどういう狙いや意図で書いていたか、そのフレーズがどういう背景で出来たのか、なんて知りませんでしたので、あくまで当時の感想で書くと、明確に浮気している描写が書かれたのが相当ショックというか……嘘やん……そんな……そんなことって……そんな……って真っ白になってたような覚えがあります。
もしかして!? aikoの善性を信じていたのか?? これだけ刺されていて冷たい部分に触れているにも関わらず??? なんてピュアなんだ。
とか書いたけどaikoさんに善性はあります!信じてください!(だいぶ説得力がない)
ここのフレーズのショックが大きすぎて、それ以降のあたしの、あなたから涙ながらに離れようとする切なさとやりきれなさと悔しさ、それでもあなたを信じたい気持ちが滲んだくだりについて考えるのはもっともっと先のことになります。
本当に……本当にさあ…(真っ白)aikoさんはなんてことをしてくれたんですかこの小娘に……。
イジワルな天使よ 世界を笑え!
二時頃で終わるのはショッキング過ぎてちょっとアレだと思ったので、明るい曲で終わります。アルバム一曲選でも挙げたイジ天です。
一応歌い出しのフレーズ挙げましたけど、これでもわかる通りイジ天はフレーズ、っていうよりはタイトルに刺された、というか意外だったというか、へえ~…「救え」じゃなくて「笑え」なんだなあ~…と。世界を、って来たら世界を変える力を!(ウテナ)じゃなくて普通救うってなるじゃないですか。そうじゃないんだなあと、笑え、なんだあ~…って新鮮だったので挙げました。
小娘のこの頃はまだそんくらいの気持ちでしたが、「笑え!」、笑うことの意味や素晴らしさを理解した今となっては、本当にめちゃくちゃ素晴らしいタイトルだし、正解だなと思います。
「明日の歌」というとても大好きな曲があるのですが、このイジ天の「笑え!」はあの曲で歌われる「誰かが鼻歌であの雲の向こうまで 笑い飛ばしてくれますように」に近いんじゃないかなと思います。
おわりのあいさつ(多分つづくよ!)
なんか数えたら十曲でキリがよかったのでここで〆にします。
今回挙げたのは十曲でしたが、初めてのaikoライブだったLove Like Pop Vol.6までにインディーズを除く全部の曲を聴いていきましたし、全部の曲に多かれ少なかれ思うところがあったと思います。のでお気に入りの曲がなくても気にしないでください。最初のレギュレーションに書いた通り全部のフレーズが素晴らしいので。
でも……私は……ココアとかっ……ひまわりになったらとかっ……えりあしとかっ……彼の落書きとかの話をっ……したいっ……!
ので続編が多分出ます。近いうちじゃないけど。ぶっちゃけひまわりになったらの話より彼の落書きで刺さったフレーズの話をしたいので書きます。
でも今回ほどボリュームはないと思います。てか今回が異常だっただけ。やっぱり原初の時代って多いんだよね、衝撃的なものが。
皆さんもaikoのどのフレーズに落とされたのか、刺さったのか、今振り返ればこのフレーズに異様に惹かれたとか、皆さんなりのaikoとの物語があるかと思いますので、残心残暑が出る前にちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか。
それではこの辺で失礼します。
残心残暑でも心に刺さって抜けないようなフレーズに出逢えるかも知れないですね。ていうか出逢える。俺にはわかる((c) 虎に翼)
えっ!skirtの「あなたはあたしの愛しい人ではもうありません」が、早くも抜けないんですか…。重傷ですね……。
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