2024.10月 第4週の日記
10月20日(日曜日)
ときどき日が射すけど、空気はひんやり
昨日は夜じゅう雨だった。
お昼頃、昨日に引き続いて家族のもう半分の掛け布団を干したけど、
昨日ほどホカホカしていない、と母が言っていた。
土日を含んで4日間続けてお休みした。
こんなに休んだのは昨年の年末以来。
私にとっては遅めの夏休みのつもり。
夕方頃になるといよいよしんみりしてきたので、録画していたテレビを色々立て続けに観た。そしてお得意の昼寝も。
色んなこと考えると、明日から行きたくなくなっちゃうからね‥
ドラマ『団地のふたり』の主人公ふたりがケンカする回(第七回)は、
ふたりの表情の演技がすごく良かった。
友達どうし、こういうことってあるよな~ってどちらの気持ちも汲み取れる。
藤野千夜さんの原作を読んだときも、
こういった何気ない気持ちのすれ違いを雰囲気ごと伝えられる文章がすごいなぁ、と思った。
劇的な展開じゃないところが。
そして来週のタイニーデスクコンサートにはくるりが出るみたい。
毎年仕事でなかなか音博へ行けない私は、本当にうれしい。
これだけでもうだいぶ寿命が伸びたはず。
夜は気温が下がるそうだから、
母と相談してタオルケットと干しておいた掛け布団の組み合わせにしてみよう、という運びとなった。
10月21日(月曜日)
夜中にお布団が暑くて目が覚めた。
電気のスイッチのリモコンの電池が切れたようで、煌々とついた蛍光灯が消えなくて、姉があたふたしていた。
私が寝ている部屋で。
眩しかった。
朝方は北風が寒く感じた。
首に小さな襟巻きをした。
駅のホームにはウールのコートを着ているひとや短い丈のダウンを着ているひと、
服装がさまざま。
休み明けであたまがぼーっとしていて、会社のパソコンのパスワードまで忘れかけていた。月曜日だけど台風の目のような穏やかな一日で、
ゆっくりペースを取り戻すことができた。
いつもの配達のお兄さんが久しぶりに来たので稲刈り後の話を聞く。
田んぼの規模が広くて大変だったそうだけど、生まれてこのかたお米を買ったことはなくて、最近のお米の価格におどろいているそう。
電車を降りると、もうほとんど日が暮れていて暗い雲が上の方から垂れ込めてきている。
もうシャッターが閉まる寸前のような、かすかな夕焼けが見えた。
腱鞘炎の痛みが手首の方まで広がっていて、右手だけがなんだかピンチ。
夜、クーピーの白が部屋の片隅にまだ転がっていたのを見つけた。
10月22日(火曜日)
朝は寒かったけど、帰る頃はそこまで寒くなかった。
家を出るとき5分くらい遅れたけど、いつもの電車に乗れた。
間に合ったものの、こんな慌てた気持ちにはなるべくなりたくないな、と思った。
帰り道の途中、以前同じ会社で働いていた先輩の女性からランチのお誘いの連絡。
長いお付き合いなので、場所や日時がソッコーで決まった。
お昼頃からくよくよ考えていることがあったのだけど、一瞬どうでもよくなってのびのびとした気分に。
連絡を取り合っている最中、埼玉のほうでは雨が降っていたみたい。
こちらは大丈夫ですよ、と返答する。
帰宅すると、私の机の上に新刊の奥田民生の本が置いてあった。
(『59-60 奥田民生の仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル』ダイヤモンド社)
父が買ってきてくれたみたい。
私は彼の文章よりも音楽が聴けたら充分満足なので、結局のところ父の方がこの本を読んでいる。
奥田さんの『29』『30』のアルバムが出た時、私は高校生だった。
あれから30年もの年月が‥
曲を聴くと思い出がよみがえるし、知らずのうちに音楽の力に助けてもらっていたことに気づく。そんなことを思うと明るい曲でも涙が出たりする。
10月23日(水曜日)
まだ水曜日
空が白いけど、へんな明るさだなぁ、と思っていたら
駅まで歩く途中で雨が降り出した。
雨が降り始めるとそんなに寒くない。
会社のなかは蒸し蒸しとしていた。
同じ作業をしているパートの乙成さんに
お昼ごはんに誘われた。
食事しながら会話するうち、今まで不思議に思っていたことの霧が晴れた。
お互いの誤解が一年以上放置されていた。
自分のあたまの中で、勝手に狭めて考えていたことに気づく。
話してみないとわからないこともあるもんだな。
複写式の書類を何枚も書いていたら、いよいよ手首がぶらんぶらんになってきた。筆圧も強いので。
そろそろサポーターを装着した方が良いかしら。
お昼に外へ出たときや帰りも地面が濡れていて、
降ったり止んだりしていたんだな。
あんまりくしゃみが出なくて楽だった。
10月24日(木曜日)
思ったより暖かい、というか暑くて
背中にうっすら汗をかいた。
手首が頼りないながらも、書類の作成は完了。
ゴールテープを切った。ぱんぱかぱーん。
別の件でまだ確認があるので、明日もうひとがんばりの予定。
昨日だいぶ咳き込んでいた大関さんに
のど飴を渡そうと持って行ったけど、
風邪がぶり返して休み始めてしまった。
職場の至るところから咳き込む声が聞こえている。
乙成さんは昨日以来、おしゃべりが盛んな時期がやってきたようだ。
作業上コミュニケーションは大事なんだけど、加減と限度が‥
前に一日中話しかけられて、
仕事が全然できなくて困ったことがあるのだ。ほどほどにして付き合わないとな。
いろんなことあるなぁ。
帰りの電車が止まっていたので、暗い住宅街をひと駅ぶん歩いた。
初めて通ったのに、いつもより人通りが多いような気がした。
明るい駅前に出て、お茶をしながら運転の再開を待った。
ドラッグストアで手首のサポーターを試着してみたりもした。
ゴムが伸びていたのか、全然締まる感じがしなかった。
10月25日(金曜日)
母の方が早起きだけど、
いびきをかきながら寝ていたので不安になって起こしに行った。
さっき目覚まし時計を止めたのよ、と言っていた。
二度寝だったらしい。
駅は選挙活動中のひとで賑わっていた。
帰り道、また隣の駅まで歩く。
夕方の空気は生暖かいような感じがして昨日とあまり変わらない。
17時台でも外はもう真っ暗で車のライトが眩しいくらい。
お給料日だったので、いつもの書店兼カフェで本や雑誌、カレンダーなど購入。
父が言っていたdancyuの台所特集も一緒に。
今週もおつかれさまでした。