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ダブリン紀行

ちょうど6年前、初めてアイルランドはダブリンを訪れたときの投稿が出てきました。こちらは、現地に行く前に”予習”した本と音楽の数々。現地でのエピソードをいくつか。
①.パスポート・コントロールで”何しにダブリンに来たのか?”と聞かれ、いつものように”観光”と答えると、”で何するの?”と聞いてくるので、”ライブ観たりとか”と返事すると、すかさず”誰のライブ?”と言うで”Moving Hearts ”と答えると”それってChristy Mooreがいたバンドだよね。へーライブやるんだ。じゃ行っていいよ!”
②.空港からホテルのタクシーの中で、何も聞いてないのに、運転手さんが”ここがU2のBonoとEdgeが通っていた小学校””昔この辺にディスコがあって、俺もよく行ったよ””イギリス人とアイルランド人は全然違う。アイルランド人はみんないい奴だけど。。”
③.今は亡きThe ChieftainsのPaddy Moloneyが経営しているといわれたCDショップ(2軒ありました)に行くと、前夜パブで演奏していた兄ちゃんが店員としており、お互い”あっ”となり、彼の第一声が”お前も楽器演るのか?”
どちらの店も、やたらと視聴させてくれるというか。店のスタッフの気に入ったものを次々聴かせてくれる。
④.Moving Hearts の再結成ライブへの入場のために並んでいると見知らぬ人が、僕の持っていたレコードを指さしながら、近ついてくる。“お前もこれを買ったのか!これいいよね”
⑤.ライブ会場に入るが、開演間近かなのに、席はガラガラ、よく見ると後方にバーがあり、そこでみんなビールを飲んでおり、“もうすぐ開演です”とアナウンスがあるのに誰も席につかない、度重なるアナウンスでやっと皆さん席に。そして演奏が始まって少し経つと皆さん席を立つてどこかへ。ビールの飲みすぎでトイレに行くらしい。後で聞いたところによると、アーティスト側は問題にしており、例えばChristy Mooreなんかは、開演前はバーを閉めるらしい。
⑥.レコード店では、現地のミュージシャンと同じぐらいのカントリーのレコードがあり、アイルランド(+スコットランド)からの移民音楽なんだなあと思う。
⑦.“Trad Fest”の時期で、テンプルバー界隈のパブは、平日の昼間っから生演奏とビールで大混雑
⑧.ちょうどVan Morrisonがライブしていた直後にダブリンに到着したことを知り、残念な思いをしましたが、タクシーの運転手さんに“評判どうだった?”と聞くと、“ラジオのDJが彼がステージに出て来ても、“ハロー”の一言も言わない感じの悪い奴だったて言ってたよ“
⑨.いろんなお店でThe Porguesの曲が流れ、裏通りには、James Joyce、Oscar Wilde 、Samuel Beckettなどアイルランドの有名作家の肖像画の隣に“Fairytale in New York”の歌詞とともに、Shane MacGowanの絵があり、彼らの人気とShaneの詩人としての評価を知る。
⑩.HMV前では、店のスタップが給与の未払いを道行く人達に訴えており、音楽配信に押されてCD販売が低下していることを実感
⑪.通りの目印として Rory Gallagherのギターが通りの壁に貼ってあった。
⑫.ダブリンへ向かう前に観たJohn Carney 監督の「Once ダブリンの街角で」に出てきたThin Lizzy のPhil Lynottの銅像は見つけられず。。
などなど数日間の滞在でしたが、音楽に満ち溢れた街でした。
今度はいつ行けるのか。。

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