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#ゴダール

「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)」

「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)」

ゴダールが、彼らしく世を去ってから1年。
彼の”映画史“を106分にコンパクトにまとめたドキュメンタリー。
1960年の長編一作目であり、ヌーヴェル・ヴァーグ時代の到来を告げた「勝手にしやがれ」。中国文化大革命の影響を受け、それを称賛してるのか、茶化しているのか、ファッションとして描いているのかよくわからない(実際、中国からは、非難された)1967年の「中国女」を皮切りに、パリ五月革命を経て、集団

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「中国女」「IPM」「ニューヨークの中国女」                                /ジャン・リュック・ゴダール

「中国女」「IPM」「ニューヨークの中国女」         /ジャン・リュック・ゴダール

より政治的な映画を撮り始めていたゴダールがアメリカに招かれ撮り始めた「1AM(One American Movie)」は、結局未完に終わり、残されたフィルムを元に編集、完成されたのが、「1PM(One Parallel Movie)」。そして、「中国女」のアメリカでの公開を記念し、映画を学ぶ学生との懇談を記録した「ニューヨークの中国女」が上映されていたので、まず「中国女」改めて観てから、観てきまし

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ジャン=リュック・ゴダールが亡くなった。この人こそ不死身がと思っていたんだけれど。

ジャン=リュック・ゴダールが亡くなった。この人こそ不死身がと思っていたんだけれど。

ジャン=リュック・ゴダールが亡くなった。
この人こそ不死身がと思っていたんだけれど。
スイスで認められている「自殺幇助(ほうじょ)~医師提供の薬物を自ら使用)」により亡くなったらしい。
 僕にとってのゴダールは、「勝手にしやがれ」でも「気狂いピエロ」でもなく、かの六本木シネ・ヴィヴァンで、WaveでNew WaveやWorld Musicのレコードを買った帰りに観た「カルメンという名の女」。
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