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韓国の大学院に進学する3つのメリット

韓国の大学院へ進学するメリット、実は意外と知られていないかもしれません。

今回は私の実体験を踏まえながら「韓国の大学院に進学する3つのメリット」についてお伝えいたします。

私は日本の大学を卒業した後、韓国の成均館大学・大学院修士課程に進学しました。日本と韓国の企業で社会人をしながら学術論文を提出した経歴もあります。

この記事は韓国留学を目指している人、特に日本の大学に在学中の方やまたは卒業してしまったけど、韓国留学をしたい人にとって有益な情報かと思います。


メリット1:大学卒という学歴を活かすことができる


最近は社会人留学といって、会社勤めを辞めて、韓国の語学堂に留学する人も増えてきました。

韓国語を勉強したいという目的で留学するのはいいですが、語学堂に通ってもちゃんとした学歴として残らないのがデメリットです。

それとは反対に韓国大学院留学は大学卒という学歴を生かして進学することができ、論文を書き終えたら修士号、または博士号を取得することができます。

ただ、韓国語がある程度できることが前提になり、かつ何か研究したい分野や関心がなければいけないと思います。

大学院に志願書を提出する際に、確か最低TOPIK4級や5級をもっていなければいけないという条件があります。

韓国で研究生活を送りたいけど、韓国語のレベルがまだ足りていないという方はTOPIK4級レベルを目標に頑張ってみてください。

メリット2:韓国で研究活動ができる


大学院という場所は、韓国語を勉強したり韓国人の友達を作る所ではありません。

自分が関心をもっている分野について研究し、討論し、論文を書く場所です。

ただ、韓国について知的好奇心がある方、韓国についてとことん知りたいと思っている方にとってはすごく有益な場所だと思います。

私の場合はもともと日韓の儒学の比較研究をするために韓国の儒教を本格的に学ぶ必要がありました。

そこで成均館大学に進学したのですが、成均館大学は朝鮮王朝時代の官僚を養成する機関である成均館を前進とした大学で、修士過程の学科の中には儒学東洋韓国哲学科や東アジア学科などがあり、韓国儒学を研究する環境としては最高でした。

特に韓国において儒学は人文系の学問の中で一番歴史と権威がある分野です。

その儒学の総本山と言える成均館大学で、専門の教授の弟子として過ごせたことは、本当によかったと思っています。

せっかく韓国のことを勉強するのだから、韓国で研究する意義は十分にあると思います。

メリット3:韓国で長期間、比較的に自由に過ごせる


人文系大学院生は普段から教授や他の大学院生と討論したり、

発表したりして過ごすと思われがちです。

ですが実は授業のコマ数がそこまで多くありません。

私の場合、一つ学期に受講した授業は3つで、一つの授業の時間の長さは3時間でした。

なので1週間に9時間しか授業時間がないと考えると、その他の時間ははっきり言って自由時間です。

勉強してもいいし、アルバイトをしてもいいし、インターンをしてもいいし、時間の使い方は本人次第です。

また学生なので夏休みや冬休みといった長期休暇もあります。

人生の中で、誰にも邪魔されず自由な生活を送ることが最大のメリットかもしれません。

ただ「大学院生であるという本分を忘れるな」ということは声を大にして言いたいです。

あくまでも研究するという目的で留学しているので、

例えアルバイトやインターンといった活動をしても、

それが研究活動の妨げになってしまったら本末転倒です。 

韓国での大学院生活は自己管理をちゃんとする必要がありますが、自分勝手に過ごせる時間があるので、この点はメリットといえるでしょう。

ちなみに私は単行本と論文の読解、一次史料を分析するといった時間の他に、韓国の国内旅行を楽しみました。

日本に住んでいてはなかなか足を伸ばせない、地方旅行を楽しめるのは、留学生の特権だと思います。

また大学院の友達と遊びに行ったり、美味しいご飯を食べたりと、楽しいことも盛り沢山です。



以上、韓国の大学院に進学するメリットを説明してきました。

大学院に通っていた頃は、大変なこともたくさんありましたが、卒業して改めて振り返ってみれば、本当によかったなと満足しています。

大学院に進学する日本人は年々減少傾向ですし、まして海外の大学院に進学する人は本当にごく少数です。

しかし、日本では味わうことのできない自分だけの特別な経験をすることができます。

人生は一回きりしかありません。

もしあなたが韓国について知的好奇心があって、学問をしてみたいと思ったなら、ぜひ韓国の大学院へ挑戦することをお勧めします。

今回の記事は主に韓国の大学院へ進学するメリットを説明してきました。

次回は、韓国の大学へ進学するデメリットについて説明する記事をお送りする予定です。

今回の記事に関する動画も公開しています↓


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