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お笑い短編小説です。(玉井)
2021年11月16日 18:58
(前回の続き→果肉付きスプーン。それが家の鍵ということの説明を受けた。しかし直後、それは嘘だとその人物は言った。振り回され過ぎて、私が砲丸なら大会記録が出ると思った) 「嘘だよ。フフフ」 その人はまだ嘘だった、という説明をしている。 「嘘だよ。フフ」 この人はどうやらこのフレーズが、気に入ったみたいだった。
2021年11月15日 19:04
(前回の続き→カラスに襲われ続けている人。スプーンについている、柿のせいだと助言したがそのスプーンは、なんと家の鍵だった。) 「家の鍵なんだよ。こいつは」 この人は何を言ってるんだ。 「だから放り投げて形が変わったりしたら、家に入れないんだ」 さっき人の頭を叩いたのに。 そう思ったけど言わなかった。
2021年11月13日 19:58
(前回の続き→柿の果肉が体についていた。その果肉を狙ってカラスが襲いかかって来た。何とか追い払ったが、どうやら別の人もカラスに襲われているようだった!) 私は悲鳴とカラスの鳴き声が、聞こえた方向へと走って行った。 スプーンを振り回して、カラスと格闘している人がいた。 「大丈夫ですか!!」 「カラスが!カラスが襲って来る!」
2021年11月11日 19:30
(前回の続き→その人は医薬を手にして、そして静かに去って行った。商店街で転んだことから始まった災難の連鎖。これでようやく終わる様な気がした) 「ふぅ。今日は色々な出来ごとがあったなぁ」 「足元には注意しないとな」 自分なりに反省をした。 私はうつむいていた。その時だった。 カー!カー!!!
2021年11月9日 19:27
(前回の続き→体調が悪くなった相手。欲しいと言っていた物は、胃薬だった。普通だった。この人にいつまで振り回されるのだろうか……不安は尽きない) 「早く薬を持って来てくれないか」 「分かりました。そう言うことなら、すぐ行きます」 商店街にあるであろう、薬屋を探した。 無事購入して、持ち帰って来た。 「ありがとう。薬買って
2021年11月7日 18:33
(前回の続き→体調が悪くなって来ている相手に、ある物を持って来て欲しいと頼まれたが、ある物が分からない。聞いても答えてくれない。どうしたら良いのだろう) 「分かった。何を持って来たら良いのか分からないんだな」 「そうなんです。何度かお伝えしているつもりなのですが……」 ここに来てようやく話しが、通じ始めた様な気がした。 そしてそ
2021年11月6日 18:58
(前回の続き→私をスプーンで叩いて来た相手。どうやら体調が悪くなって来た見たいだ。何かを持って来て欲しいそうだが、その何かが分からない。どうした物だろうか……) 「早く持って来て下さい」 「何をですか!」 「良いから早くしてくれ」 何回かこのやり取りが、続いた。 「こんな鈍い人は始めてだ。見て分からないの
2021年11月4日 19:21
(前回の続き→柿の果肉付きのスプーンで、頭を叩かれた私。頭髪に果肉がついたが、それは柿のことを思ってのことだと諭された。この先どうなるのか、不安が増すばかりだ) 「柿の話しはもうここまでにしよう」 突然その人は切り出して来た。 「胃がとても痛くなって来た」 体調が悪くなって来ている様だった。
2021年11月2日 22:37
(前回の続き→柿の果肉が付いたスプーンで、急に頭を叩かれた私。悪いことは何もしていないつもりだった。一体この先どうなってしまうのだろう……) 「なぜ人の頭を、叩いたのですか?」 私は単刀直入に質問した。 「叩いていない。髪の毛に果肉を付けたんだ」 私は少し困惑したが、すぐに次の質問に移った。
2021年10月31日 20:35
(前回の続き→商店街でこけて怪我をしてしまった。そこに、優しい人達が心配で見に来てくれた。しかし、私は思わず大声を上げてしまった……) 私は皆んなの温かい好意を、押し返してしまった。 私は人格者と言える人にはなれない。 自分の心を、責め立てていた。 とその時だった。 私の服に付いていた、熟した柿の果肉をスプーンで誰かが
2021年10月30日 19:18
(受難に次ぐ受難。そんな感じを書いて見ました) 私は商店街を走る猫を、追いかける。 私は目の前にある箱に、気づかずこける。 こけた所に、熟しきった柿が落ちていて服につく。 大丈夫?と手を指し出してくれた人の、爪が伸びていて自分の手に傷を負った。 その人に痛い表情を見せない様に、我慢したらぎこちない笑顔になり、申し訳なか