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令和6年比叡山から発信する言葉

皆様、あけましておめでとうございます。

私の推し、比叡山延暦寺よりインスタライブのお知らせが来たので鬼追いの儀を見ていましたら、続いて令和6年の言葉が発表されました。
いいことを教えていただいたので、皆様にも共有したいという思いで筆(指)を走らせました次第です。

【忠恕ーちゅうじょ】

意味を調べてみました。
・自分自身の誠実さとそこから来る他人への思いやりのこと。
・真心と思いやりがあること、忠実で同情心が厚いこと
・いきり立つようなものや、「上から目線」のようなものはない。 非常に優しい心のこと。
・誠を尽くし人の立場になって考え行動すること。


「忠恕」どちらも心という字を使います。

「忠」は心の上に仏教でいう真ん中、中道の中、「恕」は心の上に如し。

「忠」には心にいつわりがないこと、真心をつくすという意味があります。
「恕」は女性のしなやかさ、優しさ、人の身になって考えるという意味があります。

どちらも私たち人間が持つ心にとって大切な要素です。


心がけましょうと言っても、

人間は弱い生きもの。


特に゛誰に対しても゛というのが難しいところかもしれません。


三毒とされ鬼祓いで払われる貪瞋癡(とんじんち)は強い力(影響)を持ちます。

※()内にはわかりやすい感情を入れました。
貪:欲求に任せてむさぼる(好き)
瞋:怒りや恨みなどの感情をぶちまける(嫌い)
癡:道理を知らない愚かさからわがままな愚痴が出る。(不満)


この貪瞋癡を野放しにしていては、どんなに頑張っても忠恕の心がけはかないません。

貪瞋癡という鬼に、自分の真心を惑わさせ続けないこと。

どんなに「忠恕の心」が備わっている人でも、貪瞋癡の影響は受けます。

忠恕どちらも私が大切にしていることだけど、心が偏ることもあるし、しなやかさも磨いていきたい。


貪瞋癡、どの鬼が自分の中で一番暴れているか。。。。


私は食に関して貪が出やすい。もちろん人を害するようなことはありません。あくまでも自分の中だけ。
そして瞋癡に関しても、人を害さないようには注意を払っているけど、自分の内側は知らないうちに害してしまっていることがまだまだあり、内観で気づくとゾッとします。



みなさんはこの言葉を見て、何を思い、どう感じますか?
そして2024年を、君たちはどう生きるか。

おせちを食べながらでも、ゆっくりと考えてみてください。

私は常に食材を見ると、君たちをどう食べるか!と思いにふけってしまいます(笑)


最後に、
比叡山の僧侶の方が鬼追い中に、「皆さん、これで鬼は祓われましたが、今年一年反省することあったかなと自分を振り返ってみてください。」と言ってました。

やっぱり内省って大事!

Holistic Salon Loko は忠恕の心を育てたい人や、逆にいいこととわかっていても抵抗がある人、貪瞋癡を捉えて自分でコントロールしたい人をサポートします。


愛をこめて
たまひろ


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