見出し画像

JIN〜仁 純粋な思いには人を動かす力がある

2009年10月に放送された日曜劇場『JIN-仁-』。
ある事件をきっかけに江戸時代へタイムスリップしてしまった現代の脳外科医・南方仁(大沢たかお)が、満足な医療器具もない中で幕末の人々の命を救ったり、その医術を通して幕末の英雄・坂本龍馬(内野聖陽)らとの交流を深めながら、公私に渡り支えとなる橘咲(綾瀬はるか)や吉原の花魁だった野風(中谷美紀)らと共に、自らも幕末の動乱に巻き込まれていく壮大なヒューマンストーリー。現代に生きる私たちが忘れかけている「生きる」という意味の本質を視聴者に問いかけ、いつの時代でも懸命に生きる事の大切さ、人が人を想う気持ちの美しさ、そして人の笑顔の輝きを伝えた作品。

TBSより

医師である主人公・南方仁の“人を助けたい”という純粋な思いが、江戸時代に生きる人々の持つ身分やルール、性別、伝統、故郷の違いといった様々な壁を超えて、人々の心を揺さぶっていく。
そしてまた、主人公は自らが救った江戸の人々の心、思いに揺さぶられ、気付かされ、成長していく。

・西洋医学と東洋医学の協力
・貧乏でも医者にかかれる
・治らない病気から治せる病気に変わる
・女性でも医学を学べる
・電気、水道、ガス、現代当たり前にある物は、当たり前でないということ
・“物を借りる”そんなことが毎日行われる、近所付き合い、関係があった
・変えられない定めがあったとしても、そこに辿りつくまでの道は自分で選んでいくもの

今まで分離していたものが、協力し合ってよりよい世界が作られていく。
知らなかった世界が、眼の前に繰り広げられていく。


武田鉄矢演じる緒方恭庵先生も、最高峰の蘭方医でありながら謙虚な姿勢と柔軟さを併せ持ち、医学進歩のために生きる素敵な方だったが、特に内野聖陽演じる坂本龍馬が素敵すぎた。

ペラペラとお喋りで軽いのだが、芯が通っている。真の思いやり、優しさ、誠実さを持っている。
柔軟でそれでいて信念を貫く安定した強さがある。
方向を間違えば、素直に認めて、修正をする。

偉そうな言葉を並べて行動しない人よりも、軽口をたたいていても、嘘をついたとしても行動できる人には説得力があると感じました。

他人の足を引っ張って自分の地位を護ろうとするものがいれば、地位を護ることよりも信念に従って行動する人がいる。
足を引っ張った相手まで、見方に変えてしまう人がいる。

『国のため、道のため』
医療の世界で走り抜く者たちと、
国造りに奔走する者たち。

世界は違っても同じ目的のもと、
己の役割や、力量と葛藤しながらも今できる精一杯の行動をしていく姿に感動を覚えた素晴らしい作品でした。

まだ見てないよという方はこの機会に是非。
アマプラでご視聴いただけます。



もうすぐ東京都知事選です。
広島県安芸高田市の元市長、石丸伸二氏にもドラマで出てきた主人公たちの思い『国のため、道のため』に似た、熱いもの、本気でこの国をよりよい国にしようという思いを感じます。

やめた方がいいのに、やめられなかったこと
・やらなければいけないのに、やれなかったこと

こういうところにメスを入れて、職員の方と共に修正、改革を成し遂げた4年だったそうです。
退任式のスピーチにて、『ね?できたでしょ?』『そんな皆さんを誇りに思う』と、力強い笑みを浮かべて話されている姿が印象的でした。

まずもって議会で『どうせ無理だろう。』というところから、『やってみよう。』という風に動かすのは、並大抵の努力ではなかったと思います。

政治に興味があるかないかは関係なく、いま私たち自身がこの時代、この国に生まれ、生きていて、できる一歩も同じことだと思います。

大切なことなのでもう一度。

やめた方がいいのに、やめられなかったこと
・やらなければいけないのに、やれなかったこと

ここにメスを入れることから、改善されていきます。
“自分らしく生きる”が叶っていきます。

以前にも書いたことがありますが、
やめるべきなのは、“できない理由を探し続けること”。
そうやって、自分に諦めさせること。
だったらそのエネルギーを今一度、“どうすればやれるか”に向けてみる。
そうするとどんな世界が広がるだろう。


固定観念の破壊が起こり、よりよい世界が生まれていく。
失敗すれば、修正すればいい。

Holistic Salon Lokoはあなたの破壊と再生、自分という国づくりを応援します。


愛をこめて
たまひろ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?