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理学療法士としての責任。子どもの未来を預かる仕事。

日々、先輩方から熱いご指導を頂いております。
本日も朝から、私が担当している子のリハビリに関してFBを頂きました。

結論から言いますと、
私がこれまである子にしてきたリハビリが効果なしあるいは逆効果であったというFBです。

大前提として、その先輩の主観ではなく、客観的情報と根拠を基にしたものです。

そして、私の上司は素晴らしいので、直接的に
『あなたのリハビリは逆効果よ!!!』
なんてことは言いません。笑

今回に関していえば、『逆効果』という最悪の結果に至った経緯に関してを熱くご指導いただきました。


理学療法の世界では、

評価に始まり、評価に終わる。


というほど、患者さんの評価が非常に重要です。

身体的評価はもちろん、周辺環境やその評価が行われたタイミング、
小児領域でいえばその時の機嫌や生理的条件等も評価の大切な要素です。

評価なくして、治療はありません。
評価ができなければ、お話になりません。

ここまで大切な評価なのですが、
私が一番苦手としているところなのです。
(致命的…!!!笑)(笑えないほど、致命的!)


私に限った話ではないのですが(多分)、
評価って、最重要項目にして最難項目なのです。

"患者さん"なのですから、我々健常者(ここでは身体的な不自由が少ない方とします)とは話が別物。
まして、急性期かつ小児となると、複雑 of 複雑。

まあ、そんなことは置いておいて、
正確な評価をするって、簡単そうにみえて本当に難しいのです。


例えば、股関節屈曲角度を測るとしましょう。
(ややニッチな領域になりますが、お付き合いください)

原則の方法は、背臥位(仰向け)で行います。
そして、骨盤の後傾が代償動作の主となるので、その点にも気を付けて、
代償がでない角度が、その方の純粋な股関節屈曲角度になります。
(本当はもう少し色々要素がありますが、ここでは省略します。さすがにニッチすぎる)


そう、超絶簡単に表現してもこれ。
これを、限られた時間かつ、何かしらを抱えている方に行う。

もっといえば、評価項目の選定からしなければなりませんし、
絞りすぎてもNG。

ああ、書いているだけでも頭がパンクしてきました。笑


とにかく、正確に評価するには知識も経験も全て必要なのです!


だいぶ話が長くなってきていますが、
私は正確な評価ができていない。
その結果、今回のような最悪の状況に繋がっています。

もちろん、全部できていないわけではありません。

丁寧さにかける
という話なのです。


これは、私が甘んじた結果。

自分にかえってくればいいものの、一人のお子さんの人生を、これからの未来を潰しかけるところでした。


私は理学療法士です。
医療者なのです。

その責任を改めて重く感じた日となりました。


あの子があの子らしい生活を送れるように、伴走します。
誠心誠意向き合います。

皆さん、今日も1日お疲れさまでした🍀

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