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2ヶ月で7社の内定を掴み取った転職方法

1.このnoteで得られること

紹介やコネによる転職ではなく、
真正面の中途採用の転職活動でなるべく多くの内定を獲得する為の、
具体的な考え方と方法を知ることができます。

2ヶ月間で一部上場企業から数十億円の資金調達を終えたスタートアップ企業まで7社の内定を獲得した方法を公開します。

転職自体は珍しくなくなりましたが、
人生を大きく変える節目であることは間違いありません。
内定をとれた企業に転職するのではなく、
複数の企業から内定をいただき、選択できる状況になることや、
志望度の高い企業へ転職できる方が増えればと考えております。

2.対象の読者

いわゆるハイクラス人材で、転職活動に全く不安がない方よりも、
どうやって自分の良さを伝えればいいのか迷っていたり、
転職活動を始めたものの、思った通りに進捗していない方にオススメです。

・転職活動を始めようと思っている人
・転職活動を始めて、面接で落ちて凹んでいる人
・転職活動を始めて、自分が何をやりたいかわからなくなってきた人

3.自己紹介

関東の私立大学を卒業後、新卒入社で社員数30人程のITベンチャー企業に入社。10年程勤めて、2020年の3月末に転職を決意。2020年4月から5月末までの2ヶ月間で30社程に書類を提出し、7社の内定を獲得しました。

私を担当してくださった転職エージェントの方が非常に優秀で、表彰されているような方でした。
その方にアドバイス頂いたことが、多くの方に当てはまる内容だと考えたので、noteで公開することを考えました。

内定企業一覧
[1]上場企業の事業企画職
[2]上場企業の新規事業担当
[3]非上場企業(売上200億円程)のコンサルティング職
[4]上場企業の営業職
[5]上場企業の営業職
[6]数十億円の資金調達済みのスタートアップの営業職
[7]数十億円の資金調達済みのスタートアップのカスタマーサクセス

4.本題

 (1)内定を獲得する為の考え方
 (2)内定を獲得する為の職務経歴書の書き方
 (3)内定を獲得する為の面接方法

(1)内定を獲得する為の考え方

 ①転職活動に労力をかける
「最小限の力で」と思っていると、中々決まらないか、一社だけ獲得した内定先に妥協することになります。

人生に大きな影響を与えるイベントであるので、転職活動に労力を投下すると、リターンも大きいことは言うまでもありません。
転職活動を長く続けた方がいい、ということではないのですが、短期間であっても、そこにパワーをかけることを意識するのはとても重要です。

私の場合は2ヶ月間で30社受けたので、平日は毎日面接を行い、土日もエージェントの方と面談をしたり、職務経歴書を書き直したりしていました。
労力をかけると決めたことで優先順位が明確になったので、失敗もありましたが、後悔はありませんでした。

最終的に、転職せずに現職に居続ける意思決定をしても良いのですが、
しっかりやり切ることは、後悔しない為にも大事なことになります。

 ②何を目的に転職するのか?を決めておく
本音と建前があると思いますが、何を目的に転職しようと思っているのか、はっきりと言語化しておくことをオススメします。

最終的に判断を迫られた時に、仕事内容が大事なのか、お金が大事なのか、ネームバリューのある企業に入社したいのか、
どれが優先事項なのかを決めておくと、スムーズです。

迷いがでたり、意見を変えることは良いことですが、
初心を残しておくと、振り返ることができるので、オススメです。

Action
何を目的に転職するのか、言語化してください
「                      」

Point
〈企業規模〉〈業種〉〈業務内容〉〈社風〉〈待遇〉〈働き方〉〈場所〉
どの要素が最も大事で、どの要素は妥協できるか?

(2)内定を獲得する為の職務経歴書の書き方

企業の立場で考えると、採用活動はリソースの補充という手段です。
追加したリソースをもとに、売上目標の達成を実現したり、
新規事業を創出したりと、実現したい事項があります。

ゆえに、応募者の立場としては、
「それを実現すること出来る」というメッセージを伝えることが重要です。

転職活動に慣れていないと、自分の経歴や経験を全部話そうとしてしまう傾向にあります。
家電の説明書には各機能の紹介が充実していますが、
その説明書を読んだからといって、欲しいと思わせることはできません。

例えば、オフィスで女子ウケする服を探しに来た男性客に対して、ショップ店員さんはどのように接客するべきでしょうか?

  • イマイチな接客
    このTシャツは最高級の綿を使っていて、イタリアの特別な工場で縫製されていて、タグにも拘っていて…

  • 刺さる接客
    女性は清潔感を重要視しているので、この白いTシャツを着れば、ウケがいいですよ

企業が何を求めているかによって、
少しずつ自己PRの訴求方法を変える必要があります。

とにかく売れる営業マンが欲しいスタートアップ企業に対しては、
実行力があり結果にコミットしていることを伝えて、
仕組みを構築して欲しい上場企業に対しては、
自分でルール作りをした経験をしっかりと話すなど、
同じ自分の経歴でも、見せ方を変える必要があります。

この訴求がハマってくると、書類通過率や面接通過率がグンと上がります

その他、実績を印象づける為になるべく具体的な数値を用いるなど、文章に関する細かいテクニックはありますが、最も重要なことは企業や担当者の立場になって考えて、自分という商品を紹介することです。

商品スペックを説明するのではなく、その商品を使うことでどのようなメリットがあるのか、入社後どのような活躍ができるのか、しっかりと説明できるようになることが重要です。

Action
受ける企業はどのような人材を求めているのか
「                      」

それに対して、どのような価値を提供できるのか
「                      」

Sample
・過去の経験や知見を活用して、こういう成果をあげることができます。
・御社の状況を完全には理解していませんが、こういう事象が発生していたとしたら、過去の経験を活かして、このような動きをすることで貢献できます。

(3)内定を獲得する為の面接方法

 ①面説では「受かりたい」という気持ちを捨てる
面接なので、当然受かりたいと思ってしまいますが、
内定を獲得するという観点では、自然体で話すことが重要です。

「受かりたい」という気持ちが強いと、
受け答えが不自然になってしまったり、
本当の気持ちが見えず判断できない、と考えられてしまう恐れがあります。

私がエージェント担当の方に何度も指摘を受けたことではあるのですが、
実際に、自然体で話せるようになると、面接通過率が向上しました。
何回も面接した方が上達するので、志望度の高い企業は転職活動の後半に持ってくる方が良いかもしれません。

 ②志望理由を聞かれたときに、100点の答えを出さなくてもよい
真面目に考えすぎて、20年後くらいのゴールから逆算する方もいますが、
面接の場では、そこまで抽象度を上げて答えなくても問題ありません


私の場合は、「10年間働いたことで一区切りついたので、新しい環境でチャレンジしたいと思っています」という主旨のことを伝えましたが、
それだけの内容で意外とOKでした。

逆に、色々と考えた志望動機を伝えたら、「うちだとそれは難しいかも。野心がありすぎるから…」という理由で落ちた企業もありました。

Point
「自分にとっての幸せとは何か」とか「本当に行く場所とは」
という100点に近い話まで考える必要はない。

「なぜ、その企業を受けているのか」
「なぜ、魅力に感じたのか」
「なぜ、選択肢の一つに入れたのか」
という疑問に答えられればOK

 ③面接官と会話をする
多くの企業では評価シートが事前に準備されており、予め定められた基準点に達しているかどうかで、面接の合否が決まります。

特定の業務経験の有無などの確認項目もありますが、
質問への回答が正しく行われているか、論理的に説明されているか、
といった思考力やコミュニケーション能力もチェックされています。

論理的に説明できているかどうか?
といった観点で自分をチェックするのは難しいですが、
ちゃんと会話できているか?自然な会話として成り立っているか?
を意識するだけでも十分
です。

「自分はそんなことくらいできている」と思われるかもしれませんが、
採用担当者にヒアリングすると、少なくとも3割程の応募者はその観点でお見送りしている、とのことでした。

面接という特殊な環境で緊張してしまいますが、しっかりと面接官の質問内容を聞いて、的確に、結論から答えるだけで、通過率が変わります

 ④謙遜しすぎない
過去の実績や経歴など、事実は事実のままフラットに伝えて頂いて問題ありません。妙にへりくだる必要はありません。
へりくだることで、自信がないように見えてしまうので、面接という場ではマイナスです。
アピールすることが苦手な方は、予め、自分が抵抗なく伝えられるような言い回しを考えて、原稿を用意しておくことがオススメです。


まとめ
(1)内定を獲得する為の考え方
 ①
転職活動に労力をかける
  ・いくら労力をかけても、絶対にリターンが上回る投資だと考えて、
   しっかりと準備する
 ②何を目的に転職するのか?を決めておく
  ・企業規模、業種、業務内容、社風、待遇、働き方、場所、
   どの要素が最も大事なのか、妥協できるのかを考える

(2)内定を獲得する為の職務経歴書の書き方
 ・自分という商品のスぺックを説明するのではなく、
  入社後どのような活躍ができるのか、をしっかりと書く

(3)内定を獲得する為の面接方法
 ①面説では「受かりたい」という気持ちを捨てる
 ②志望理由を聞かれたときに、100点の答えを出さなくてもよい
 ③面接官と会話をする
 ④謙遜しすぎない

5.おまけ

以下は、おまけの文章です。
プライベートな話も含まれるので、有料とさせて頂きます。
2つのコンテンツを記載しています。

(1)友人から「自分の強みや得意なことがわからない」と聞かれた場合に、
どのような手順で強みを明らかにするのか、私なりの回答を記載しました。

(2)面接前に準備できるように、よく聞かれる8つの質問を記載しています。


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