見出し画像

記憶よいずこへ

弾丸でユニバに行ってきました。家からだと車で三時間なので通常であれば一泊するのですが、日帰りでも行けるのではないかと思って初めて日帰りで行ってみました。結果、日帰りでも充分楽しめました。

朝の十時半に出発し、パーキングで短いトイレ休憩をはさみ、途中で少し道に迷ったものの、予定通り昼の一時の真ん中くらいには到着しました。

毎度記憶から消えている駐車料金の高さによって、これもテーマパークの醍醐味の一つだったなと思い出しながらエルモが描かれているところに停車しました。

帰るころにはエルモの所に停めたことしか覚えていなくて存在しない三階に停めたと認識していたので、記憶というものはなんて当てにならないものなのかと実感しました。

最近運転中にグミを食べるのが好きでその日も行きの車内でイルカの形をしたハードグミを食べました(美味しかったです)。

そのイルカグミの画像を貼ろうとしたのですが、『イルカ グミ』と検索してもその時食べたのは出てこず、やたらお洒落な清らかなイルカの形をしたグミばかりが出てきました。

僕が食べたのはそんな清らかなイルカじゃなくて、もっとこう、イルカがロックンロールをしているようなイルカナンデスって感じのグミだったのに。

僕の記憶は一瞬で海に溶けてしまうようです。

もしかして失っていく記憶ってのは、海の底に沈んでいて、イルカやクジラなんかが我々の記憶を食べては、今回も大したことのない、つまらぬ記憶だな、なんて会話しているのかもしれません。

そういえば最近ユニバの名物アトラクションであるジョーズが乗り物に乗っている最中も撮影OKになったそうです。早速プロたちによってSNS上に沢山のジョーズの写真や動画が投稿されていました。

鮫、怖いのにどこか可愛いさもあります。

撮影OK効果なのか、ジョーズの待ち時間は他の人気アトラクション並になっていました。

僕たちはジョーズには乗らず、乗ったのはミニオンです。ミニオンは相変わらずの可愛いさでした。ミニオンを見ていると言語なんてなくても世界は回っていくのではないかと思わせてくれます。

その後は今回の目的であるコナンの謎解きを二時間たっぷり堪能しました。

コナンの屋台も出ていたので、クッキーを買って食べました。食べてたら急に妻のつきみぐがむせ出したので、体が小さくなってしまうのではないかと焦りましたが、そんなことは起こりませんでした。

たらたった〜というコナンの名物オープニングBGMも流れていてテンション上がり、「俺は高校生探偵工藤新一」と言ってみだしたものの「俺は高校生探偵工藤新一、俺は高校生探偵工藤新一」と繰り返すばかりでした。

あれだけ何度も聞いているはずの冒頭のお決まりの台詞なのに覚えてないもんです。きっとまた忘却の一片となって海の底に鎮座しているのでしょう。

最近、創作大賞を意識しがちで、ええ話ばかりを書きたくなっていて、一方その反動で、どうでもええ話も書きたくなっていて、今回はどうでもええ話を意識して書いてみました。

ええ話もどうでもええ話ももっともっと書いていきたい。

しずむ

ここまで読んでいただきありがとうございます。